酒を讃えた13首のうちの一首
64歳の時太宰府で
妻を亡くした
大伴旅人の歌


なかなかに
人とあらずは
酒壺に
なりにてしかも
酒に染みなむ

なかなかに
ひととあらずは
さかつぼに
なりにてしかも
さけにしみなむ

なまじっか
人間でいるよりは
酒壺になってしまいたい
そうしたら
酒に浸っていられるのに

選者
落語家 桂 文珍さん

つらい思いを
ユーモラスな歌を
作ることによって
生きるパワー
エネルギーを
生み出していこう
としている歌

離れて自分を見つめて
自己を笑うことは
つらい思いをしないと
出来ないことだと
ありました。

文珍さんも
阪神大震災の日に
震災に遭ったのに
劇場に出演して

お客様の笑い声に
力をもらえたと
おっしゃっておられました。

2010年 11月 2日放送より

つらい思いを
している人の方が強い
といいますね。

強い人ほど優しい
というのも
同じかもしれませんね。
そのつらさの逆
のように思える笑い
がくれるパワー

相、反するもの
によって引き上げられる
パワーの存在は
素晴らしいですし
不思議ですね。