チェルシーの脳腫瘍は、今回の症状がでるまで本当に何もそのサインはなかったのか、今日もずっと考えていましたが、昨年の4月ごろからスケーラを使っての歯垢取りを、極端に嫌がるようになっていました。そのために膝の上に載せようとすると、それこそ、ものすごい力でおとうさんから逃げようとしました。そのまま無理に抑え込もうものなら、チェルシーの骨が折れてしまおうかというほどの力でした。チェルシーに薬をのませた日やシャンプーをした日などのスケジュールを細かく記していた手帳を見ると、昨年の3月以前は、きちんと2週間に1回、スケーラでの歯垢取りをしていましたので間違いありません。当時も多少の抵抗はしましたが、その後の嫌がり方に比べたら1/10ぐらいのものです。
仕方がないので、その後はガーゼを指に巻きつけて、ペーストをつけ/て磨いていましたが、これも口に手を入れられるのを嫌がるのをなんとかやっていたという感じです。
院長先生にその話をしましたが、「歳をとってくると頑固になってきて、好き嫌いがはっきりしてきて、それまで我慢していたものが我慢できなくなったりするものですよ」との答えに、素直に納得していました。でも、スケーラで歯垢を取る時に、歯を介して頭がい骨に伝わる硬質な振動が、チェルシーの脳腫瘍に関わる痛みなどに通じていたようなことはなかっただろうか、そして一度でもそんな嫌な思いをしてしまうと、同じことをされることを、極度に嫌がるようになっていったのか・・・、などと考えたりもしましたが、今となっては、全ては推測にすぎません。
仮に、当時この仮説が思い浮かんで、脳に何らかの障害がおきていることを疑って、全身麻酔のリスクと、安くない費用をかけてまで、CTやMRI診断に踏み切れたかは、全く自信がありませんし、先生から提案されたとしても、もう少し様子を見てみます、なんてお茶を濁していたかもしれません。当時はそんなことよりも、いつ破裂するかわからない胆嚢のことを思いやるので精いっぱいだったと思います。
チェルシーが脳腫瘍を発症してから生じた目立った症状は、当初は左後ろ脚の麻痺と、声の嗄れ(吠えても、声がかすれてしまう)ぐらいで、食欲もあったし、ちょっと支えてあげればしっかり歩くこともできましたが、10日後には食欲減退、最後は呼吸の苦しさに至りました。寿命から考えると、犬の時間が人の4~6倍で過ぎていくことを考えると、この2週間は人の2か月ぐらいに相当するのかもしれません。でも、対応できる時間は依然として2週間しかありませんでした。日本じゅう、どこにいても放射線治療が、常に1週間以内に受けられるような動物医療環境になる日が遠からず来てくれることを祈るばかりです。
5月に初めてトリミングをしていただいた、足立区花畑のメイプルさんから、今日お悔みのメールをいただきました。チェルシーをとっても可愛がってくれて本当に感謝でいっぱいです。メールを読んで流れる涙を抑えることができませんでした。