忙しい。

毎日、仕事で忙しい。

そして、休日はゆっくり寝ていたい+洗濯などの家事をしなくてはならない=忙しい。

かくして、私はヘアーサロンに行けない。

というのは言い訳で、行けないのではなく、行かないのだ。

お洒落さんなら、朝早起きするなり、仕事帰りに旦那をほっとくなりして、時間を作って髪を切りに行くだろう。

ボサボサの髪は私も嫌だが、
現状から分析すれば嫌さで言うと
ヘアーサロン>ボサボサの髪
となるらしい。

とにかくヘアーサロンは疲れるのだ。

仕事が接客業なので、仕事以外でしゃべりたくないのに、どうも変なテンションでしゃべってしまう。

妙に気を使ってしまうのだ。

もともと、人見知りの性格。

赤ちゃんの時には、母以外、家族に対しても泣いていたくらい。

あまり付き合いのない美容師さんとおしゃべりなんてしたくないのだ。

大概、髪型があまりに酷い(普通の人は酷いと思う時期がもっと早いはず)状態になった場合、嫌々電話で予約する。

当日はなんだかブルーな気持ち。

そして、やたらとしゃべる。

何で、こんなことまで私はしゃべっているのだろうと思いながらしゃべる。

で、帰ればクタクタに。

これが嫌で、今回は一年間切っていない。

見事に女性失格である。
今日のお昼。

旦那がネットで見つけた店に向かう。

お蕎麦屋さんということと、量が多いというのは、探している道中で聞かされていた。

銀座のお蕎麦屋さんだと、べらぼうに高い値段の癖して、チョロチョロ~と申し訳ない程度の量しかなく、お腹が満たせないことが多々ある。

それよりは量がしっかりあるのは助かるわ~と期待を胸に、目的の店へ向かった。

着くと、何気ない小さな店。

カウンターのみで、キャパは10人程度。

お店はおじさん一人でやっていたので、おじさんの手が空くまで注文するのを待っている様子だった。

メニューを見ると、肉南蛮そば、肉そば、肉つけそば、鳥つけそば、などなど。

肉南蛮そばが一番目に書いているからイチ押しメニューなのだろうが、旦那にネットでは何が評判なのかと聞くと、肉つけそばだと言うのでそれに決めた。

で、メニューの下に普通盛りが600gと書いてある。

これ、めちゃくちゃ多いんじゃないの~?

少し少なめが500g
少なめが400g

普通盛りは他店の3つ分だと書いてある。

悩むとこだが、せっかくだし、普通盛りにしといて、女性が食べない量なら、おじさんが「多いよ~」って注意してくれるだろうと考えて、増減なしに決定。

旦那がおじさんに、「肉つけそばと鳥そば」と頼むと、一瞬間が空いて、「分かりました!」の声。

何だろう、あの間は。

私が「少なめ」と言うのを待っていたのか?と少し不安に。

ふと、家で作るパスタの量を考えてみると…、だいたい二人で300gくらい茹でている。

それで大量なのだから、600gとなると…恐ろしい!(後で考えてみたら乾麺と茹で麺の重さは違うのだが)

その上、私達の前に注文した人の分が出来上がったのを見ると、大きな丼に肉がテンコ盛りになっているではないか!

それは、つけそばではなく、肉南蛮そばっぽかったが、あれは食べれないと思い、旦那に「少し少なめに変更できないかな」と言うと、「言えば?」ときた。

こういう時に頼りにならない。

しかし、私がおじさんに言おうにも、一人で切り盛りしていて忙しそうにしているので、言うタイミングがなかなか見つからない。

どうしよう~と思っている間に、私達の蕎麦が鍋に投入されてしまった。

アーメン

もう食べるしかない。

幾度も旦那が作った大量パスタを食べてきた実力を、ここで発揮しなければ。

さあ、出てきた。

肉南蛮そばの見た目に比べて、まだ何とかなりそうなサイズ。

少し安堵したものの、つけ汁には厚みのある肉が入っており、こちらもボリュームあり。

何とか完食しようと、間髪入れず箸をすすめたものだから、蕎麦を味わうことなく、とにかく食べて食べて食べて…。

ちょっとだけ旦那に助けてもらい、何とか終了~!

美味しかったかどうかは悲しいかな、わからない。

とにかくお腹一杯になった。

もうちょっと、ゆっくり味わえる 少なめ にすれば良かったと後悔。

お蕎麦屋さんに気を遣い、ヘトヘトになったお昼だった。
実家には猫がいる。

結婚前から飼っており、5年程一緒に暮らした。

わんぱく坊主のオスで、私とよくプロレスごっこをやったものだ。

その猫の話。

猫の鳴き声を ニャー と表現するが、まさしく、うちの猫も
ニャー
ニャー
ニャー
の三段活用でしゃべっていた。

ところがある日、窓際から変な声が聞こえてきた。

ニャワニャワニャワニャワ
(高速で)

うちの猫だ。

何でそんな声を出してるの?

近づくと窓の外に小鳥が…。

窓は開いていないし、うちの猫は構えたポーズもせず普通にお座りしていたので、鳥を捕まえようとか、威嚇しようとしてるのではない。

しばらく様子を見てると、友好的に、だが、一方的に話しかけているようだった。

私達が鳥の声を
チュンチュンチュンチュン
と聞こえるように、

うちの猫は
ニャワニャワニャワニャワ
(高速で)
と聞こえるのだろう。

鳥を見つけると毎回このしゃべり方だった。

一生懸命しゃべっていても、鳥には気付いてもらえず、なんだか可哀相な感じがした。

そんな猫なのだが、最近母が、「おはよう」と言うって教えてくれた。

母が「おはよう」と話しかけると、
ニャーニャ
と言うそうだ。

朝の挨拶でないと、最後に
ニャ
を付けないそうなので、区別して使っているらしい。

ニャワニャワニャワニャワ
(高速で)
と鳥に話しかけていた猫だけに、
「おはよう」に関しては、
ニャーニャ
に聞こえるのかも。

それが事実なのか、はたまた母がボケているのか、実家に帰っていない為、いまだ未確認である。