2022.12.10. プラス1時間20分の旅行記。 | NAHAマラソン大好き チェブ"ラン"シカの リハビリ日記

NAHAマラソン大好き チェブ"ラン"シカの リハビリ日記

NAHAマラソンが大好きで、チェブラーシカの仮装で楽しんでました。しかし2013年、突然の交通事故。両足複雑骨折で立つ事も出来ない所から、もう1度あの場所を目指し挑戦した日々、そして今までが書かれてます。同じ教訓になってしまった方の励みになってくれれば嬉しいです。

勝負前日  12月3日(土曜日)に沖縄に着くと 

 

 やる気を削ぐつもりなのか?台風の様な大雨と風

・ そんな中、ゼッケン交換と神頼みに行き ・

 ・  この日の為に、10年近くやってきたと  ・

言っても過言ではない、一夜明けの決戦当日の朝は

!?!? 昨日の神頼みが効いたのか ?!?!

『Yah~~~!!昨日の天気が嘘の様な晴天!』

いよいよチェブを装着して、本番をスタートするも

 ーーーー    身    体   は   正    直    ーーーー

 ・ ・  走る練習自体してないうえに   ・ ・ 

平均気温(25.9℃ / 湿度75%)12月として102年

ぶりに28℃まで上がっていたらしい、

天候負けたか 10キロの程度で、

もう足が攣りそうになる(泣)

こんな早い段階で?? もう騙し騙し行くしかない

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 とにかく、今までの経験と知識だけが頼り

攣って動けなくなり、

前に進めなくなる事だけは避けなければ・・

「ピキっ」ときたらヒラメ筋を伸ばすよう

踵をしっかりつける様な動きをしたり

大股で歩きながら股関節のストレッチを

含めたり張っている部分を押して

マッサージをしてみたり

足の指が攣りだしたら、体重の乗せる位置を

変え足底にも気を遣ったりと、

出来る限りの知恵を使い止まる事なく

牛歩戦術で、前へ前へと進んだものの

これが現実、あと一歩間に合わず、

中間地点の少し前で、

制限時間の花火を聞く事になってしまった。

そこで見た景色は、閉鎖されたコースの中央に

あ〜る晴れた♪昼〜下がり♪市場へ〜続く道〜♬から命名

  ↑ ↑『通称ドナドナ・バス』が鎮座し↑ ↑ 

その中に項垂れている人々が飲み込まれていく姿。

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それを横目に観ながら他人事と、

建物の裏を通過

ここで終わってはいけない!

まだカラダは動く!!

出来るところまで行くぞ!と、

スイッチを入れ替え

『覚悟を決めろ、ここからが本番』と

コースに復帰

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・・・・ もちろん係の人も見ていて ・・・・

「ここからは歩道を行ってくださいね」と

  言われるので『決して違反ではない!!』

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ただここからのコースは

ほとんど人はいないので

もう大会の華やかな姿は残っていなく

コース上に広がるのは

「閑散とした宴の後の景色」

 ー ー ー   そ  ん  な  中  で  も  ー ー ー 

 ひめゆりの塔の前で「慰霊の会釈」をしていたら

(このピースマークは、意味が伝わってるのか微妙だが・)

修学旅行の学生たちに手を振られたり(笑)↑ 

あと片付けをしている人が

掛け声を掛けてくれたりするので、

たまには、手を振る会話をしたりするが

ひたすら前に進む事を考える

「孤独な練習の延長戦」

  ー  ー     第  2  関  門  で  さ  え     ー  ー 

もう御役御免で閑古鳥・バスさえいない(笑)

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・ そんな炎天下の砂漠を進み続けていると・

何度かスクーターの鬼ぃさん←(お兄さん)が

後ろから『大丈夫ですか?』

優しい声で『乗りますか?』

ドナドナバスを引き連れ現れ

『プシュ〜』ご丁寧にオイラの真横で

入り口のドアを開けてくれるという

『絶賛開催中!勧誘大作戦!!』を

浴びせてきたが

・ ・ ひたすら、ご丁重にお断りし続け・ ・ 

20キロの孤独な旅も終盤、ここまで戻ってきた。

 しかし、その先に見たものは

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓     ま    る    で    ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

入ってはいけない学校の裏門のように閉ざされた

 ↑  ↑  あまりにも虚しい姿に変わった  ↑  ↑  

 ゴールであるはずの、奥武山公園への入り口。

ここ?通っていいんだよな??と

不安になりながら

宴あとの、人もまばらなになった公園中を通過し

閉ざされた鉄の門にだが、

戻って来ることができた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中間地点で制限時間に達してしまい

コースの半分しか

『NO WAR / HOPE PEACE』を愬えることが

 出来なかったのは、

チカラ不足で申し訳ないし

 今日の行動が、何かの役に立てたのかわからない。

 ・ ・ ・ ・    そ れ で も  ・ ・ ・ ・ 

 = = = = =   結   果   は = = = = =

1時間20分オーバーと完走書もメダルもないけど

自分の足だけで辿り着いた『自分的に無事完走!』

本当の意味で『やっとここに戻ってこれた。』

! これが精一杯 !! 満足!! 悔いはない