前作は「ありえねー」としか思えなかったのであまり期待せずに観ましたが、

今作はハンカチ必須でした(笑)終盤、あの演出はズルいですね…。

子を持つ母、特に男の子ママには刺さると思います。うちは娘だけですが。

 

今作もファンタジーを入れつつ、現実の「子育てあるある」が序盤から炸裂、

もう笑っていいのか泣いていいのか…っていう。

うしろのファスナーが閉めれなくてブラが背中に見えたまま食事の準備とか。

「野菜はないけど冷凍庫に冷凍豆があったからセーフ」とか。あるある。

 

しかしヒュー・グラントはおじいさんになりましたね…。

そりゃこっちもオバサンになるわけだ。

レネー・ゼルウィガーもどっからどう見ても立派に「オバサン」なわけですが、

(現在55歳!)、それでも可愛いってすごいな…。声が特にかわいい。

 

そしてお医者さん役のエマ・トンプソン、65歳!

白髪のショートヘアなのに「おばあさん」感が一切ない、

カッコいいこと、美しいこと!信じられない。

昔「ハンサムな彼女」という芸能界ものの少女漫画がありましたが、

ハンサムな女性というのはまさに彼女のような人を言うのでしょう。

無敵ですね。きっと85歳になってもハンサムな女優のままでしょう。

 

全ての中年女性への応援歌、ビタミン剤のような作品だと感じました。

私は40過ぎたところでまだまだかもしれませんが、

10年後、20年後に見返して元気をもらおうと思います。