『チワワ・シンドローム』大前粟生


随分久しぶりの読書記録になってしまいました。

前回はなんと昨年9月あんぐり

もちろんその間色々と読んではいましたが、書くのを面倒に感じたりわざわざ書くまでもないかなあと思ったり。

しかし備忘録も兼ねているんだしもう少しマメに書かないとダメですね。反省真顔



さて、本作品、チワワという単語や、装丁のポップさから、若い女性が書いた今どきの若者の話でしょ、と勝手に想像していました(この発想や決めつけるところがすでにおばさんですよね、またしても反省…)。

どこかのサイトでお勧めされていたので手にとってみました。



主人公は、人事部で働く25歳の琴美。

アプリで知り合った新太と順調にデートを重ねていたが、ある日新太の服にチワワの顔のバッジがつけられていたので新太にそのことを尋ねたら翌日から新太と連絡が取れなくなってしまう。

琴美は、高校からの親友でインフルエンサーのミアと一緒に新太の行方を探すことに…。



といった感じ。ジャンルはミステリーかなと思います。


内容をうまくまとめられないのでこれだけ読むと非常につまらなさそうと感じさせてしまいそうですが爆笑、なんと言いますか、今の世の中の問題や事象をうまく切り取っていて着眼点がすごいな、と感じました。


チワワはもちろんストーリーの核になっているんですが、同時に「弱さ」の象徴ともなっています。

弱さや弱みをアピールして、世の中の同情を買ってSNSでバズる、というのは確かにあるかもしれません。



ものすごく今風な、現代の社会を切り取ったような作品なのはもちろんなのですが、色々と緻密に考えられていて、この著者の他の作品も読んでみたくなりました。中には映画化されたものもあるそうです。



著者はてっきり女性かと思っていたのですが、インタビュー記事を探して見てみたら著者は男性でしたあんぐり

粟生って、あお、と読むそうですが、この名前からしてジェンダーレスというか、完全に先入観で女性と決めつけてしまっていました。失礼いたしました。



で、この著者の作品を色々探していたら、過去に色々な作家さんの作品が収録されている短編集で読んでいたことがわかりました。

やっぱり、読書録をつけないとダメですねちょっと不満




こちらの短編集↓

全く覚えていないしまた借りて読もうかな…