歴史上の出来事について描いた映画はたくさんある。
同じ事柄を扱っていても
その中心にいた人物に焦点を当てたり、
家族の側から見たもの、
敵対する組織の視点で語ったりなどなど、
その都度新しい見方ができて興味深い。
ナチスと一言で言うだけで
それに関する映画は数限りなく、
迫害されたユダヤ人たちを描いた作品も列挙にいとまがない。
新しい作品を観る度に、
こんなこともあったのか、こういう人もいたのかと驚き、
まだまだ知られてない事実があるのだろうと思わずにはいられない。
なぜ、それがフランス映画で?という疑問は
これを観ればわかるが、
と同時におのれの見識のなさに恥じ入るばかりである。
作品中でも
若いフランス人がこの事実を知らずに呆れられているシーンがある。
こんなところにまで
歴史の悲劇は及んでいたのかと改めて思ったことである。
そして、
「あのとき」サラは鍵をどうするべきだったのか、
自分だったらどうしていただろうかと考え、
当然のことながら、その答えを出せないでいる。
2010 仏
監督:ジル・パケブレーネル
出演:クリスティン・スコット・トーマス