CubaseでのMS処理のるんるんルーティング | お代官様 お戯れを!

CubaseでのMS処理のるんるんルーティング

端的に説明した画像がこちら↓

お代官様 お戯れを!-1

このとーりやりゃとりあえずトラック内でのMS処理は出来ます。

が、この方法はCubase LEでは出来ないそうなので、んじゃ違う方法を。
「上記の方法でIns.ルーティング関係なく、デュアルモノのプラグイン使えばいいじゃん」という話をしたら終わってしまうので、あたりめPがニコ生で解説していたMとSをトラックに分けてバスで合成する方法のCubase版です。
(これLEで出来なかったらどうしようまぁ俺持ってないから知らないって言えば全部許されるよねそうだよねそういうことにしようね)

まず、オケのトラックにMSエンコードのプラグインを挿します。
そして、出力先を「パスなし」にします。こうしないと、MS処理された音とただMSエンコードされた音が同時に鳴ってカオスになります。

次に、MとSのバスを作ります。
普通にグループトラック追加でモノのトラックを2つ用意します。
ここでは「M」と「S」というバスを作りました。

そして、オケのチャンネル設定で、上の画像の1で説明した、フェーダーの近くを右クリックして、
センドルーティングにチェックを入れます。

んで、センドでMとSのトラックにそれぞれ送るわけですが、センドルーティングのパンを左右に振りきりましょう。
LがMid、RがSになるのでそれぞれの成分だけをトラックに送るわけです。

お代官様 お戯れを!-2

次にそれぞれのトラックからステレオバスに送ってMSデコードする必要があります。
VSTコネクションの画面からグループ/FXタブをクリックして、デコード用に作ったステレオバス(ここではM/Sと言う名前のトラックです)のところで右クリックして、「"M/S"に全てのチャイルドパスを追加」してやると、左右のモノパスが出来ます。


お代官様 お戯れを!-3
こんな感じね

お代官様 お戯れを!-4

んで、MとSのトラックの出力先を今作ったチャイルドパスに指定してやるわけです。

お代官様 お戯れを!-5

これでMとSのトラックの音がステレオバスに送られたので、最後にインサートでMSデコードしてやります。 オケのトラックでセンドの前に既にMSエンコードしているので、このトラックではデコードだけですよ。

これでMS処理のルーティングは完了です。
後はMとSのトラックにお好みのモノラルのプラグイン突っ込んで、自分の好みのいい感じに加工してMとSのバランスをとってください。

以上、CubaseでのMS処理のるんるんルーティングでした。
ね、簡単でしょ?