頭で走る | No ride,No 【life】. @FukadakeBase

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基本的にはバイク好きのネタですが
一見、道楽者に見えていながら
妻の精神的疾患を支える難しさなんかも書いています。

いろんな角度から見える「命・人生」がテーマです。



シートレールの微妙な曲がりを除いて、まずは修理は完了した。

チームの走り納めラーメンツーにも無事に参加できた。

去年のシーズンはこうして幕を閉じた。


【頭で走る】

別の記事でも確か書いたことがある気がする。

バイク以外にこれといって趣味のないおれにとって、秋田の長い冬は辛い。

ましてや、事故起こした年の冬。

修理にも、また新しいグローブとヘルメットを購入するにも大分金がかかった。

反省するにはいい期間だったのかもしれない。

毎日「ライテク」やら、「バイクの乗り方」なんかで、ネット検索して

いかに安全に、いかにマージンを取りながら

スポーツライディングする事が出来るか。

ほとんど毎日、仕事が終わってうちに帰るとこの事ばかり考えた。

何であそこで転んだのか?

どうすれば繰り返さないか?

まず一つに精神的な部分の改善というのか、他人と比べて自分を計る事であったり

過剰な自信や、無用のプライド、楽しむゆとり

そんなものが欠けていた自分を反省した。

昔から言い続けられている、「短気は損気」、「後悔先に立たず」

すごい言葉だなぁと思った。

ただ、いつまでも過去の失敗に捕らわれてばかりじゃいけない。

人は失敗から成長しなきゃいけない。

マイナスをプラスに変える発想の転換。

もともとポジティブなおれにはこの辺は大丈夫だった。

もしもあの時、あのタイミングで、あの場所で、あの転び方でなかったら

もしかしたら、大変なことになっていたかもしれない。

こうして自分の走りや、走りに関わるメンタルを見直すチャンスを

与えられたんだと考えると、高い授業料ではあったけど

今後もバイクに乗り続けるために必要な事だったと思うことが出来た。

全てを次に繋げなくてはならない。


そんなときにあるHPに辿り着いた。


そこに書かれていたのは、いかに安全にバイクで走って楽しむかということで

おれが次に目指そうとしている、上手い走り方に実にマッチしていた。

様々な記事を読むうちに、あまりに自分の考えとシンクロする管理者の考え方に

感動というか、感銘というか、とにかく抑えきれない感情がわいて

一通のメールを出した。

現在の状況に至るまでの経緯、自分が思い描く理想のライディングとのシンクロとか

それはまぁ、取り留めもない非常に読みにくい文章だったと思う。

返事が欲しいとか、何かを教えてほしいとか、そういう想いはちっともなくて

ただただ、記事を読んで感銘を受けたと伝えずにいられなかっただけだった。

その後、返信が届いた。

ここから、毎日一通ずつのメールのやり取りが始まった。

バイクが曲がるという本質の理解から、その本質を活かした操作方法まで

事細かに、どこの馬の骨とも知れないおれにレクチャーしてくれた。

ネットの世界をバカにしていたわけではないけど、ブログだとか、そういうものに書かれた言葉を

どこかで信じられずに、誰かの勝手な想像ばかりなんだと思っていた。

でも、中には本当に有用な情報を、ほとんどボランティアの精神で

誰か迷える人に読んでもらえたらと、本気で書いている人もいるんだ。

ネットの世界も捨てたもんじゃないと思うきっかけを同時に与えてくれた。

その方からのメールを読みながら、毎日頭の中で走る。

操作に対するバイクの挙動をもう一度思い返しながら、頭の中で走った。

もうひとつ教わった大事なことは、ライディングというものの性質上とでもいうのか

ある人にはそれが最良の答えかもしれないが、それが自分にとっての最良ではないかもしれないということ。

教科書的にただ覚えればいいというものではなく

それを自分なりに解釈して、実践して、おかしいと思うところを

自分のものへと消化して、吸収しなければならないということ。

武道の言葉にある「守破離」。

この言葉の差すように、自分のライディングを構築するんだと教えられた。

まだまだおれは「守」すらきちんと出来ていない事に気付いた。

出来ていると思い込んで、いくらその上のものを目指しても、うまくいくはずがない。

出来ないのは基本から間違っているとしか言いようがないということも教わった。

本気で自分のライディングを振り返って、何が出来ていないのか考える。

自分の中にある不安要素。

それはブレーキングだった。

ブレーキング自体の下手さもさることながら

ブレーキングによる姿勢変化に対する不安。

これは、登りが得意に感じても、下りが不安だったことから気付いた。

ニーグリップという、もうバイクに乗ると決めてから、幾度となく聞いて

教習所でも何度も耳にたこが出来るくらい聞いた事。

ただ、ニーグリップの本質が単にタンクを抑えることじゃなく

下半身でマシンホールドし、上体の姿勢を安定させ、腕に余計な力が掛からないようにするという

本来の目的というか、あるべき姿が抜けていた。

ブレーキングで前のめりになり、減速Gを腕で受け止める。

腕を介して、ハンドルの振動が大きく伝わり、何もすることが出来ないという状況を

自分で作り出していたんだと気付いた。


この気付きは大きい。


なんせ、頭で理解しないと、不安だったり、出来なかったりと


感覚の世界でなんでもやってのけられてしまうような天才とは大きく違う自分。


自分が不安に思うことを、理屈付けて理解できると、不思議と不安がなくなる。


下手だからこそ、理屈を学び、実践を繰り返して、少しでも上手くなろうとする。


このSTEPの第一歩が、このシーズンオフで始まった。


イメージトレーニングがメインになるけれど、ネットのいろんな記事も読んだし


本も買って、より多くの情報から、自分に合ったものを感じる事に徹した。



そして今、今シーズンが始まろうとしている。



今年は去年より確実にSTEP UP出来るように


進化が遂げられるように、R1と過ごす時間の一つひとつを大切にしたい。


No ride,No 【life】. @FukadakeBase-2013シーズンON



No ride,No 【life】.