だから瞳ちゃんが…別れを決意し、俊ちゃんから離れてロスへ行った時、
俺はほんの少しばかり期待を持ってしまった…また振り向いてもらえるかも。
だが、それとは裏腹に瞳ちゃんは熱病にかかり、その代償に記憶喪失になっちまった。
もちろん、俺も駆けつけて必死になって
"お前をっ。こんなにもお前を想っている。俺をっ、思い出してくれって。"と柄にも言葉できないから、俺らしいタッチでやったわけだが、逆に嫌われてしまったんだ。
……初めから俊ちゃんに頼めばよかったんだな。
そんなことを思いながら、浜辺ではしゃいでいる2人を見ている。
瞳ちゃんが無理のない自然な笑顔が引き出せるのは、やっぱり自然に寄り添える俊ちゃんなんだなっ。あいつが言っていた…
"こんなすばらしいことってありませんよ…だってそうでしょう?
瞳と……もう一度恋ができる。"
俊ちゃんらしい、自然な言葉。
…そうもう一度恋ができる。
…っ俺ももう一度新しい恋しちゃおっかなぁ。…あっそうだっ、いけねっ。
浅谷にいつ頃帰ってくるの?ってメールが来てて返事を忘れちまってたっ。
"明日。一番の便で帰るからな。待ってろよ。"
っとこれで大丈夫だな、あいつも仕事女だけど心配性だからな、フッ。
と俺は待ってるだろう彼女の、表情に心ちょっと弾ませながら、
夕陽に染まる2人を眺めていた。
〉どうも、ここでは初めての挑戦にお付き合いありがとうございました。
またちょこちょこと書いていきたいです。
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