琴を賞す一杯の清茗~琴と茶と水墨画に迷い込むひととき~ | 中国茶教室・台湾茶教室『茶遊サロン』中国茶を楽しむ教室

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琴を賞す一杯の清茗
   ~琴と茶と水墨画に迷い込むひととき~

宇治黄檗山萬福寺塔頭 別峰院
にて

琴學研究家・琴演奏家・打譜家の琴士 伏見 无家先生 @mukafushimi
文人趣味臥遊主宰・煎茶美風流家元茶・茶 画人 中谷 美風先生 @bifu_nakatani
お二人の文人茶会に参加して来ました。

今回はかしこまった茶会ではないというので私でも参加できるかなと楽しみに行って来ました。(o~-')b

中谷美風先生とはInstagramで繋がっていましたが、お会いしたことはありません。
私のように初めましての方も何人かいらっしゃいました。

前半は茶と水墨画。 

美風先生がお作りになった自然栽培のお茶を頂きます。



一煎目を頂こうとお湯のみを口に近づけるや否や微かに花のような香りがします。
水色は清らかで、一口飲むととろりとした舌触りとすぐに甘味が来ました。

思わず自然の茶山が目の前に浮かんで来ました。

「美味しい。」♪d(⌒o⌒)b♪



お茶菓子が眼の前に置かれます。

頂く前に吹き出しそうになりました。O(≧▽≦)O♪



結構美風先生のインスタを拝見してますので、
これあれですよね。
「深夜にやったらあかんやつ。」です。
きっとまたご準備しながら、身体に悪いと言い訳しながら味見されたんだろうなと。(^_-)-☆

美味しかったです。(^人^)♪

二煎目は窓も開いていて風も入り雨上がりの夕方なので
午前とは淹れ方を変えて温度を上げて淹れて下さいました。
おもてなしの神髄ですね。



茶席の後は水墨画の実演です。



水墨画の始まりは
お茶会に参加している私達が一艘の船に乗っています。
船はゆっくりと進んで行きます。

「行きたいとこはありますか?」



漁師と樵がいます。
岩場の坂の上に樵がいて漁師との2人の会話を想像しながら水墨画の船旅は続きます。

漁師の向こう側に山が見えて来ました。
山には洞窟のような穴が開いていて洞窟は通り抜ける事が出来ます。

対岸にはお寺も見えて来ました。

目的地は伏見无家先生のおうちです。
断崖絶壁の山の上なので登れる人は登って、登れない人は船で待っていてください。

参加者の方が「お花を描いて欲しい。」とリクエストされたので
先生のおうちの机の上の花瓶にお花が入りました。
お花は何の花だったかな?忘れました。(^^;

裏山は竹藪です。

水墨画がほぼ完成しました。



「最後にどなたか一言書いてね。それで完成です。」

伏見先生のおうちで琴の演奏が始まります。

と言う水墨画の流れで、

次はお隣の「琴(キン)」の演奏の部屋に移動します。

こちらの部屋は美風先生が描かれた龍の襖絵のお部屋です。



伏見无家先生の琴の演奏が始まりました。



琴の演奏は何度か聞いたことがありますが
こんなに身近で聞くことはなかったので
琴の音色や弦の擦る音、弾く音が重く揺さぶるように聞こえたのが新発見でした。

先生のお話しでは音が籠るように素材や塗りも拘って作られているとのことです。
大きな演奏会場で引く琴とは素材も違うので音の響きも違うそうです。

琴はもともと聞かせるものではなく自分の心を落ち着ける為に演奏するものなので
わざと音が広がらずに籠るように響くのだとか。

左手の弦を擦る音は松の樹が風に吹かれて擦られるような音なのだと。
ちょうどふすまの後ろ側が松の樹で弦の音と見事に重なり合っていました。



琴の演奏が終わって水墨画を見に行くと
「風任訪琴友」と一言書き添えられ完成となりました。\(^o^)/

琴を賞す一杯の清茗
   ~琴と茶と水墨画に迷い込むひととき~


今宵居合わせた皆様方とご一緒に素敵な琴と茶と水墨画の世界に迷い込み素晴らしい時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。(^人^)感謝♪

こちらの会場でまたいろんなイベントをされるそうなので次回も是非参加したいです。

【関連サイト】
BIFU STYLE
疇祉琴社 Chûshi Kinsya

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