いつも笑顔で麻雀を打っている。
しかし
時折見せる鋭い眼光
彼には意外な過去があった。
パイオニアに岸波さんというお客さんがいた
矢野川さんがみるくめろんという雀荘で
仲良くなり、パイオニアへ紹介する事に。
矢野川さん「チャヤ、、聞いてよ、、」
矢野川さん「岸波さんいるじゃん。」
矢野川さん「さっき主任に呼ばれてさー」
矢野川さん「あんな強い人紹介しちゃ」
矢野川さん「ダメ!って怒られたよーー」
主任ことハリハラさんの言い分も分かる。
現に岸波さんが昼番のお客さん&メンバーを
ボコボコにしていた。
岸波さんの麻雀だが
今話題の工藤静香
慟哭(どうこく)という曲のワンフレーズ
ひと晩じゅう泣いて、泣いて、泣いて
まさにそれだった。
ひたすら鳴いて、ひたすらアガって
ひたすら放銃するような
自由な麻雀だった。
私が上家に座ると岸波さんは
岸波さん「チャヤ君の下家楽しいんだよな」
岸波さん「意地でも鳴いてやる!!」
勘弁して下さいと何度言ったか分からない。
私が見てきた麻雀打ちの中で
かなり高いレベルの打ち手である事は
間違いないだろう。
岸波さんは50歳くらいで
ズングリムックリという言葉がよく似合う。
まっすー関係者に分かりやすく説明すると
強い河野さんのような感じだ。
パイオニアから帰宅途中
クラクションが鳴った。
岸波さんだった。
岸波さん「チャヤ君!乗ってけよ。」
車中、岸波さんが意外な事を語り出した。
岸波さん「チャヤ君年齢いくつ?」
チャヤまん「28っす!!」
岸波さん「若いなぁ、、もうすぐ30だね。」
岸波さん「俺が30の時は、、」
岸波さん「1番ワルかったな。下手したら」
岸波さん「殺されててもおかしくない。」
笑顔の奥に隠されていたもの
岸波さんは生粋のアウトローだったのだ。
30代の時は手のつけられない程のワルであり
悪事という悪事に手を染めていたらしい。
岸波さん「その頃はシャブの売人で」
岸波さん「ヤクザしかいない雀荘で」
岸波さん「東風なんだけど1週間で」
岸波さん「100万アウト作っちゃったなぁ」
自分があまりにもカスすぎる為
自殺をも考えたという。
電車に飛び込んだら楽だろうなぁと
毎日思っていたらしい。
よく更生したもんだ。
なぜパイオニアに通ってるのか質問してみた
岸波さんは即答した。
岸波さん「矢野川とかチャヤ君いるから」
岸波さん「楽しいんだよねーー」
岸波さん「勝ち負けどうでもよくなる」
そう言って岸波さんはいつもの笑顔になった
噂によれば赤羽のマーチャオに
岸波さんは出没しているらしい。
コレチが見かけた時は
マンガン振り込んで、2600アガって
ハネマンに打ち込んで、飛び寸になって
親の国士無双をツモっていたらしい。
あの頃と変わらず自由な麻雀でよかった。
矢野川とチャヤ君がいるから。
そりゃ楽しいに決まっている。
バチコーン
9ピンをツモった矢野川さんが語りだす。
矢野川さん「俺ヘタだなぁ、、」
矢野川さん「河にアンコ2個捨てて、、」
矢野川さん「まぁ」
矢野川さん「四暗刻ツモなんだけどさ。」
矢野川さん「7枚オールねー」
矢野川さん「みんなしっかりねー!!」
オギちゃんと矢野川さんが同卓していた。
リーチを打った矢野川さんが語りだす。
矢野川さん「オギノからでるだろう。」
まるで預言者だ。
オギちゃんが西を切った。
矢野川さん「ドンちゃんでーす!!」
矢野川さん「失礼!ハネました。」
オギちゃん「ヒロシ君なんで俺から」
オギちゃん「西出ると思ったの??」
矢野川さん「お前ツモる時にさー」
矢野川さん「西見えたんだよねーー」
矢野川さん「笑っちゃうよねーーー」
たまに無性に矢野川さんに煽られたくなる。
煽りといえば、先日道場で
女の子2人組と同卓になった。
その日はイケメンの内川プロがゲスト。
おそらくその為に来たのだろう。
イケメンじゃなくて申し訳ないという気持ち
内川プロはイケメンかもしれないが
私の麻雀の方がイケメンだと
思い知らせてやる為気合いをいれた。
女の子A「私点数計算できません、、」
チャヤまん「了解しました。大丈夫です。」
んん??
点数計算できない人がいるパターンだ。
何か起こる、、嫌な予感がした。
私はトップ目で南場を迎えた。
9ピンポンからの白バック。
親にテンパイさせない為にベタオリ。
分かりやすい1発消し。
勝つ為にありとあらゆる手段を使った。
有吉がいたら
麻雀ゲリラ
というアダ名を付けてくれたはずだ。
※山屋君ではありません。
点数の分からない女の子Aが
親リーチをかけた。
不気味な捨牌だ。
マンズが345と捨ててあり
2ピン切ってリーチ
なぜかソウズが1枚も切られていない。
告ってないがフラれた感じになった。
今後20年は高齢者による社会が続くだろう。




