新年あけましておめでとうございます(^-^)

2018年、やっとやっと
真田丸の二次小説の続きをあげることができました。
真田丸……2016年の大河ですよ。
直虎終わって西郷どん始まっちゃいましたよ。
そんな中の真田丸のUP。
世の中の流れを掴めてないですね。私。

でもね、源次郎と茶々が好きなことは確かなので、まだまだ書きますよ~(*´∇`)
いつになるかわからないけど。
だって、その後の夜話読みたいじゃないですか(私が)

2020年に更新にならないようにがんばりまーす🍀
『かあさま、わたくしこのお花が好きだわ』

何という名前?と愛くるしい目をキラキラさせて、少女が駆け寄ってきた。
光の輪の中から現れたかのように、眩しい存在。
その手元には八重に咲く橙色の一輪の花。

『これは〈山吹〉というお花ですよ』

『やまぶき・・・お日さまみたいなお花ね』

鈴がなるような可愛らしい声で笑う少女に、目を細める姿は、とても穏やかで
幸せそのものを具現化したような、そんな光景だった。


花咲きて 実はならねども 長き日に
思ほゆるかも 山吹の花



思い出と呼ぶにはまだ新しすぎて、脳裏に甦る優しい眼差し、声。
押し花を作成している手をとめて、茶々は庭先に目をやった。
越前でも、ここ大阪でも、庭先の景色は変わらない。本来なら青々と生命力を感じさせる木々さえも褪せて見える。
城を移るたびに増えていく大切な人の「死」
それに引き換え、生きてここに居る己。
消えることのない疑問の答えは一つしかない。わかってはいた。
妹たちは秀吉により、他家へと嫁いでいった。
秀吉が憧れていた、叔父である信長、そして母親のお市の血統をひくのは

(わたくしだけ・・・)

出来上がった押し花を手に、茶々はぽつりと呟いた。
その呟きが橙色の小さな花に落ちる。
『お日さまみたい・・・』と笑い合った頃のように、今のわたくしは笑えているのかしら。
秀吉から求婚されたのは先だってのこと。
魔王と呼ばれた叔父の血を、手中に納めることがどれほど価値があるものか、云わずもがなわかっている。
だが、胸の中にある何かが茶々の心を引き留めていた。

(源次郎のようだわ……)
手の中の山吹に視線を落とし、ふと茶々は思った。
この乱世、真田家も苦労してきたと聞いている。
源次郎自身も上杉や豊臣の人質を経験しているのに、困った顔をしながらも、
まわりに溶け込み、居場所を作っているように感じる。
元来の人懐こさというのだろうか。
この時代を生きるには優しすぎる心の温かさ。

蔵で感じた源次郎の腕の中は、あの日のお日さまのように暖かく、そっと、瞳を閉じるとその温もりに包まれている錯覚を覚えた。
 


「……源次郎のところへ、行くわ」

傍に控えていた大蔵卿局に、茶々は告げた。


※※※※※※※※※※※※※

「茶々様が正式に側室に推挙されたんですってね」

はい、どうぞっと湯呑みを渡しながら、隣にきりが座る。
袂からまんじゅうを取りだし、いつものように二つに割る。
これまた、どうぞと差し出す。

「っげほっ!!…………茶々様の話、もう広まっているのか?」
噎せかえる信繁に手拭いを渡しながら、きりは話を続けた。

「汚ないなー。もう。当たり前でしょう。こういった話は侍女のほうが早く伝わりますよ」

何を今更といったふうにきりは話す。

「良かったですねー。これで源次郎様も茶々様から離れられて。
お仕事に専念できるようになるんじゃないですか?」

ねぇ?ときりに話かけられても、信繁はすぐに返答できなかった。

「源次郎様?聞いてます?」

訝しげに、きりの声音が変わっても頭の中には蔵での光景が甦る。
『死』は怖くないと言いながらも、捕らわれ抜け出せずにいる姿。
思わず、守りたいと感じてしまった自分がいた。それは、紛れもない事実で。。。
だからといって、当然のことながらそんなことを考えることすら、恐れ多い存在。


ガシガシっと、源次郎は頭を掻いた。

(ああっ!どうしたいんだ!私はっ)

「源次郎さー」

「源次郎はいるかしら?」

きりの声をかきけすように、凛とした声が響いた。
いま、ここにいるはずもない人物の声。

声の方向に目をやると、そこに佇むのは話題に上がっていた人物で。
いま、心に居座る、かの人。

「「茶々様っ!?」」

信繁ときりは慌てて平服した。

「堅苦しいのは嫌だわ。面を上げて。
源次郎と話がしたいの」

茶々は誰もが心を奪われるような、柔らかい笑み浮かべていた。


信繁はきりを下がらせ、茶々を室内へと招き入れる。

「急に訪れてごめんなさいね。お邪魔だったかしら?」
くすくすと茶々の笑い声が降ってくる。

「いえ、そんなことは……」

まさか、頭で思い描いていた人物が現れて見透かされた思いでいるとも言えず。
ばつが悪そうに、言葉少なく答える信繁に肯定と捉えたのか、まあっと更に笑みを深くする。

「仲良きことは美しきかな。なんだか、あてられてしまったわね」

「茶々様、お戯れを……」
くすくす笑う茶々に、困ったように信繁は答えた。

「お加減はいかがですか?申し訳ありませんでした。辛い思いをさせてしまいました」

元はといえば茶々が言い出したことで、
信繁は巻き込まれた形になったのだが…………。

「情けないところを見せてしまいましたね。あの時のことは忘れなさい」

頭(かぶり)を振り、穏やかな笑みを残したまま答える凛とした物言いは、ある種の拒絶のように感じた。それが、信繁の心を苛立たせた。

「前に言ったわね。私の大事な人はみんな、居なくなるのよ。いいえ、違うわね。死んでいく。みんな、呆気なく。この世に存在していなかったかのように。すべて。消えるの」

「あの武具庫で思い知ったわ。私がやらなければならないことを」

遠くを見るように話す茶々は、まるで何かに捕らわれているかのようで……

「……恐れながら、茶々様。茶々様や秀吉様を守るは我々家臣の勤めでございます。
今以上に茶々様の大事な方が亡くなられることはありません。ですから、ご安心なさってくださいっ!」

思わず力がこもった語尾に、茶々の肩が上がった。そして、茶々の瞳が信繁を捉えた。
「源次郎……」

「茶々様は我々がお守りしますから」

尚も力強く答える信繁の言葉に茶々の心は震えた。
「では……貴方は?」

「……はっ?今、なんと申され……」
そう返ってくるとは思わず、聞き返してしまった信繁に、今度は茶々が声を荒げた。

「ですから!私の大事な人の中には貴方もいるのです。貴方のことは誰が守ってくれるのですか」

先程の何かに捕らわれていた茶々ではなく、顔を真っ赤にして、しっかりと信繁を見つめている茶々がそこにいた。

「はははっ!」
信繁は思わず声に出して笑ってしまった。
そして、苛ついていた心が鎮まり温かくなるのを感じた。

「何が可笑しいのです。私は真剣に申しているのですよ!源次郎っ!?」

失礼しますっと茶々の手入れの行き届いた華奢な手を、信繁の大きな手が包み込んだ。

「茶々様の大事な人の中に、この信繁も入っているのですね」
言葉にするだけで、心が軽くなる。己がこんなにも単純な男だとは思わなかった。

「源次郎……ええそうよ。だから貴方のことは誰が守ってくれるの?」

突然握られた手に先程まで見つめていた瞳を反らしながら、二人にしか聞こえない声で茶々は呟いた。
そんな茶々を見つめながら、信繁は力強く告げた。

「私はもう守られているのです。貴女に」

「私に?」

茶々の瞳に己が映っているのが見えた。

「茶々様は大事な人にこの信繁も入ってるとおっしゃった……それはとても名誉なことです」
こんに嬉しいことはない。

茶々が息を飲む。
信繁はそのまま続けた。
「茶々様や秀吉様のためならば、命を捨てることは怖くありません。ですが、お二人をこの豊臣を守るためには生きていなければなりません」

「なんだか矛盾しているわ」

「はははっ。そうですね」

「でも、なんとなく分かるわ。
私が生きていることが貴方を守っていることになるのですね」

茶々の言葉に信繁は頷き、握っている手に力を込めた。

茶々の必死に耐えているような表情が和らいだ。
「源次郎は優しいわ。貴方のその温かさに甘えたくなってしまう」
決心が鈍るじゃないの……茶々の中に言葉にできない思いが通りすぎる。

「……甘えてください」

信繁はそっと茶々を引き寄せた。
ふわっと薫るのは陽の香り。
茶々の香か、はたまた己の香か。
信繁の頭を過ったのは一瞬で。
支線が絡み合い、はじめからそうであったかのように、自然と二人の影が重なった。



pixiv、楽しいですね。
昔はsearchサイトを、必死に巡ってリンクからリンクへ飛んで
お気に入りサイトを探してました。

たまに、searchから探すとリンク切れのサイトがあるのは寂しいけなあと思うけど、
pixivに頼ってしまっている私も私だなーと。

ひさしぶりにアメブロ更新。
いまは、トワプリンゼルにドはまり中。
世の中、ブレワイだと、いうのに。。。

書きかけの花咲きての続き(書いてますよ!)を仕上げたら、書いてみたいな。トワプリ。