皆さん「I am」聴いていただけましたか?
感想もありがとうございます!凄く嬉しいです。
こんな気持ちで聴いて下さってるんだ。とコメントを見てウルウルきてしまいました。
人の目ばかり気にして格好つけてきた自分と決別したくて書いた「I am」。
昔から“嫌われたくない” “良く思われたい”という精神が強くて、プライドだって高かった。
自分の格好悪い部分、恥ずかしい部分、弱い部分を誰かに見せたり、歌詞にするのは、ずっとプライドが邪魔してた。自分の中でなんとなく、完璧でいたかった。
テラスハウスに入居してから、反響は想像以上でした。嬉しいこととは裏腹に、例えば普段の何気ない言動で沢山の方に“嫌い”とかって言われてしまって、“なんでこんなことしてしまったんだろう”って、余計に素の自分が嫌いになった。それから“これを言ったら嫌われてしまう” ってことばっかり考えて行動してた。みんなに嫌われるのが怖かったし、でも怖いって思ってることすらも被害者ぶってるって思われるだろうし…って堂々巡り。
そうやって、全部のことを誤魔化して、有耶無耶にして接していたら、更に壁を作ってしまったし、不信感を抱かせてしまって空回りした。何が正解かもわからなくなって、どれが本当の自分なのかもわからなくて。自分を見失ってました。
そんなときにテラスハウスのメンバーが教えてくれた言葉たち。
そのみんなからの言葉に対しても、思ったこと言えなかった。その場でも“見え方”を気にしてしまった。
でも、そのあと部屋でその時言えなかった思いの丈をノートにぶつけて書いた曲が「I am」です。
思ったことを、言葉を濁して言ったり、有耶無耶に伝えることが、相手に対しての優しさだし思い遣りだってどこかで自分を正当化してたけど、結局のところは、見ている皆さんに嫌われないために自分を守ってるだけだった。傷つきたくないだけだった。って気付いたときにちっぽけな自分に凄く寂しくなった。
最後にメンバーが「たまに垣間見せる素のまいまいのほうが好きだよ」って言ってくれて。今まで素の自分を勘違いしてた。
もっと素の自分を信じてあげてれば良かったのかなって思いました。
何かを隠したり自分に嘘をついて表現したことって本当に伝わらない。ちゃんと言葉にしないと伝わらない。
シンガーソングライターなのに、そんな大事なことすらも忘れかけてた自分が恥ずかしかったです。
これ以上自分を飾ることに慣れてしまいたくないから。
そして、デビューシングルから、このセカンドシングルを出すまでの1年3ヶ月。今までの私は、自分が思い描いている未来像に最短距離で行きたかった。寄り道とか冒険をする時間は無いし、恥ずかしいことだ、必要がない、とすら思ってました。
だけど、今は、本当にこの1年3ヶ月があって良かったと思います。
テラスハウスでも、こういう経験をしないと「I am」は生まれなかったし、気付けなかったことだらけで。あの時、あの最中は本当に苦しかったけど、今やっと、“ありがとう” って心から思います。
辛かったこととか苦しかったこととかって、その当事者で経験した人にしか解らないものもあって。決してそういうことを伝えたいんじゃなくて、凄く前向きに捉えていただきたいなと思います。
学校や会社。人の目ばかり気にしてしまったり、嫌われるのが怖かったり、素の自分に自信がなかったり、人の顔色ばかりうかがってしまう方は沢山いると思います。
そんな方の背中を押せる曲になってくれたら嬉しいです。
恐れずに自分らしくいたい。
だから「I am」。
歌詞の一番最後の「I am…」という部分のところは、聴いて下さった方が “私はこうなんだ”って言葉に出来ますように、話し始めることが出来ますように…という思いを込めました。I amの続きに入れる言葉は、聴いて下さった皆さんそれぞれの気持ちです。
長くなってしまってごめんなさい。上手く言えてないかもしれないけど、「I am」はこんな気持ちで書きました。
沢山の方の心に届きますように。