『君子は必ずその独りを慎む』
―君子必慎其独也―

 

<大学>

「独りを慎む」、略して「慎独」とは、他人の見ていない所でも、間違ったことをしないように、絶えず自分の言動をチェックすること。

他人の眼があれば、誰でも慎重に振舞う。だが、他人の眼があろうがなかろうが、常に慎重に振舞うのが君子なのだという。

独りだからといってまちがったことをすれば、他人には知られなくても、自分は知っている。他人はだませても、自分はだませない。

それがいつまでも気持ちに引っかかり、知らぬまに容貌や態度に現われてくる。

よい例が、ゴルフだ。ゴルフのスコアーは自己申告制である。ごまかそうとすれば、ごまかせないことはない。ごまかす気はなくとも、うっかり過少申告することがある。たまたま後で気づいたりすると、これがなんとも後味が悪い。

※ 「独りを慎む」ということは、結局、自分のためではないでしょうか…みなさん。

 

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  守屋 洋 (著)
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  ISBN-10: 4569563805
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