レーニン「中央銀行を設立すれば共産化は9割完了!」

世界統一政府樹立という長期的な戦略に基づいて多くの事件が起こされてきました。その根底にある基本的な考えを説明します。

①[中央銀行を支配]

まず第一に行ったことは世界中の国々に自分たちがコントロールする中央銀行を設立することでした。

ビスマルク[Otto Eduard Leopold von Bismarck-Schönhausen, 1815-98]が指摘しているように、経済的にも金融的にも独立性を勝ち取る国が現れることは、彼らの目指す世界支配の邪魔になるのです。各国が経済と金融の両面において独立できないように、それぞれの国に"私立"の中央銀行を作ることなのです。

私立の中央銀行の一番最初は、通称リクスバンンクと呼称されるスウェーデン中央銀行でした。設立は1688年のことでした。

次が1769年のイギリス銀行(イングランド銀行)、1803年のフランス銀行と続きます。

日銀は1882年で、アメリカ連銀は1913年のことです。

そして東欧諸国には、1991年ののソ連崩壊後の'90年代に続々と設立されて、アフガニスタンには侵攻翌年の2002年、イラクには侵攻の年2003年に設立されています。

21世紀の現在、アメリカが"ならず者国家"と呼ぶ国以外のすべての独立国に中央銀行がありますから、このプロジェクトはほとんど終了の段階に入っています。

日銀も含めて先進諸国の中央銀行は例外なく私企業です。明確な資料はありませんがその他の発展途上国も同じ形態といって間違いないと思います。そして私企業ながらまったく政府の干渉を受けないので、いわば治外法権に守られたような特殊な存在なのです。

中央銀行はその国の公定歩合を決定する他に通貨も発行します。

中央銀行は国の造幣局が指示して印刷した紙幣を、額面の金額に拘わらず印刷代だけで買い取って、それを額面の金額で政府に貸し出すのです。政府はそれに対して利子をつけて返さなくてはいけないのですから、政府の支出は巨額ですが、中央銀行には大変な利益が出ます

ところで中央銀行の私企業化には、利益の他に闇の世界金融の重要な目的があります。

それは国の財政上の借金を増やして、首が回らなくすることです。

日本が現在、貿易が黒字なのに国家予算の10倍の財政赤字の大部分は、日銀のこのシステムが大きく関係していると思われます。 そして赤字が増えてきて国が身動きが取れなくなってきたら、登場してくるのは国際通貨基金(IMF)や世界銀行(ワールドバンク)なのです。

融資の条件として難題を吹っかけます。IMFの関心はその国を救うための景気回復ではありません。むしろ欧米の投資家が土地を購入し、企業に投資しやすくし、銀行その他の重要産業を買収しやすいように、法令を改正させるのです。

つまりIMFは「グローバリゼーション」という仮面をかぶせていますが、実態は闇の世界金融による経済上の覇権主義で世界中を制覇するために、その尖兵を務めている組織なのです。

中央銀行がある限り財政は赤字になり、完済などできるはずがありません。IMFなどから、いったん借りたら最後、気がついた時には独立国としての自主性はなくなっているか、担保に出した国有地などが取り上げられる羽目になるのです。


ブラジルの2回に及ぶ債務の支払い不履行によって、アマゾンの大密林は世界銀行が所有権を持っているといわれています。

ところでこの中央銀行という資本主義体制内で私たちが当たり前に思っている組織は、レーニンが「中央銀行を設立すれば、その国の共産化は90%達成できている」といったことから分かるように、共産主義体制の根幹に位置するもっとも重要なシステムだということを忘れてはならないのです。

さてはてメモ帳」より

【関連HP】反ロスチャイルド同盟
なぜ反ロスチャイルドなのか(3)-国家と企業と銀行の関係-
なぜ反ロスチャイルドなのか(4)-銀行という名の搾取システム-
なぜ反ロスチャイルドなのか(8)-私たちは何をすべきか-

【月刊・沈黙の兵器】
※日本が800兆円の負債? ちょっと待った! 日本は世界一の債権国だぞ! 外国から の負債はない!
  では日本の負債の債権者は誰だ? それは日銀とその子分の金融機関だった! ★参 照: ep1
※日銀は株式会社であり国の機関ではない。(その証拠にURLは私的機関を示す「or.jp」だ)
  日銀を国有化して、政府と国会が信用創造せよ! ★参照: ep2
※バブルとその崩壊は、日本を構造改革するため意図的に創られたのだ! ★参照1: ep6, 参照2:ep7


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