冬の日の
  刈田はてに暮れんとす

       --子規--







『他の人の天分を羨むな

  人それぞれに天分が異なる』



バラは薔薇の花が咲く。フジは藤の花を咲かせる。

それぞれの個性に於いて、彼らが生きることが

彼らの使命である。

バラがフジを模倣したとて、それは自己の生活でも

なければ、人生によきものを加える訳でもないのである。

諸君には諸君でなけければ出来ないところの特殊なる

「あるもの」を与えられているのである。