2008年も残すところ僅かですね。
各映画賞も発表になってるようです。
そこで、この流れに乗っかりまして・・・
このブログでも、今年観た作品の中で、印象に残っている5作品を紹介しようと思います。
管理人の好き嫌い・個人的な想い等も含まれますので、そのへんはご了承ください。
(紹介する順番は、なんら関係ありません)
では、1作目は、こちら! 『闇の子供たち』
タイにおける幼児売春・臓器売買等の闇の部分に鋭く切り込んだ衝撃作です。
この作品、誰もが目を背けたくなる問題に対して、正面から立ち向かっていて、
問題を直視し、どうすればよいかを問いかけてきてくれます。
興行的には見込めない作品を敢えて作る・・・ 非常に素晴らしいと思います。
世の中に、自分の子供を売って喜ぶような人間はいません。
でも、そうせざるを得ない・・・ それほどの貧困がある。
個人的には、貧困を無くすことこそ、この問題の解決に繋がると思っています。
考える機会を与えてくれたこの作品、是非、ご覧ください。
映画 『闇の子供たち』
2作目は、こちら! 『アフタースクール』
「甘く見てると ダマれちゃいますよ」 がキャッチフレーズのこの作品。
もちろん、自分は騙されちゃったし、ほとんどの人が騙されたことだと思います。
脚本が素晴らしいんですよね!
誰一人として悪者が出てこないんですから。
騙されても、爽やかな気持ちになるのは、良い人ばかりだからかもしれません。
注意して観ても、きっと騙されますよ。 是非、ご覧ください。
映画 『アフタースクール』
3作目はこちら 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
「革命に全てをかける」 その信念をもって理想を追いかけたはずだった・・・
連合赤軍の結成からあさま山荘での事件に至るまでを追った作品です。
銃による革命、そして、疑心暗鬼に陥ったグループ内での悲惨なリンチ。
彼らのとった行動は、全く賛同できないし、美化できるようなものではありません。
ただし、本気で自分たちの将来を思い、理想像をもっていたことは確かだと思います。
今のこんな時代を生きている自分たちや若者たちに向けて、
「自分たちの将来のことなどを考えているのか?」と問われているように感じた作品でした。
映画 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
4作目は、とても楽しかったこの作品 『パコの魔法の絵本』
パコの思い出作りのために、個性豊かな大人たちが奮闘するファンタジー作品。
笑いあり、涙あり、そして、感動あり、まさに老若男女問わず楽しめる映画です。
個性的なキャラクターと派手な衣装、そして、CGを駆使した映像で、
いつのまにか、パコの世界の引き込まれてしまっています。
気付けば、パコワールドの住人になっています。
最高に楽しめる、まさに、今年の邦画では、一番の娯楽映画だと思います。
お正月、ご家族でこたつを囲んで、ご覧になってはいかがでしょうか。
映画 『パコと魔法の絵本』
最後に紹介するのは、こちら 『ぐるりのこと。』
ごく普通の夫婦の10年間の軌跡・・・ 。
10年間という時間、社会では様々な変化がおこり、多くの事件も起こります。
同じように夫婦の間でも、いろいろなことが起こるのは当然です。
それでも、
「めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど一緒にいたい。」
と思える・・・ そんな夫婦っていいなと思います。
とても優しい気持ちになれる作品です。
映画 『ぐるりのこと。』
ほかにも、良い映画はたくさんありましたよね。
印象にのこっている作品としては
映画 『おくりびと』
アカデミー賞受賞。2008年を代表する日本映画です。
映画 『百万円と苦虫女』
海で山で街で・・・ 少しずつ成長してゆく物語です。
映画 『トウキョウソナタ』
普通の家族だったのに・・・ 崩壊と再生を描きます。
などがありますね。 どの作品もよかったなぁ。
重い映画から、楽しい映画まで、幅広く紹介してみました。
個人的な今年の一押し映画は、『ぐるりのこと。』
ぐるりのこと。 [DVD]/木村多江,リリー・フランキー,倍賞美津子
¥5,040
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2008 MB&C 映画賞。 洋画編、音楽編もご覧ください。
2008 MB&C 映画賞! 洋画編
2008 MB&C 映画賞! 音楽編ds
他の年の映画情報も面白いですよ。
2009 MB&C 映画賞! 邦画編
2010 MB&C 映画賞! 邦画編