クルーズなら食べ放題、遊び放題 -4ページ目

クルーズなら食べ放題、遊び放題

まあそうおっしゃらずに、覗いてください。順を追った旅日記ではなく、思い出すままにあれこれお話します。


Alaska cruise

極めて機能的に作られている。キャビンは広くはなくとも、船自体のパブリックスペースは広く、いろんな行事、アミューズメントが盛りだくさんだから、積極的な人なら、自室でぼんやり過ごす時間は多くはない。


最近の船は、高めの料金設定ができるベランダ付きのキャビンが多い設計だ。船によっては、全室ベランダ付きなどというのもある。


窓ナシの内側船室なら、料金が安い。中東クルーズで乗ったが、格別の不自由はなかった。しかし、余裕があれば、解放感のるベランダ付きがいいに決まっている。


ちなみに、昔と違って、船室のグレードによって、利用できる施設が異なるなどということはない。…とはいっても、コスタ・コンコルディアのように、サムサラ・キャビンと称する特別室群があり、それらの船客のみが利用できるサムサラ・スパなどという部屋が、極上のロケーションに位置していたりする。しかし、かようなことを日常意識させれれることはない。


Alaska cruise

バンクーバーは、ダウンタウンのすぐそばにカナダプレイスと称するクルーズ船の旅客ターミナルがある。


数年前来た時は、ここからお船に乗ることがあろうとは夢想だにしなかった。ターミナルのデッキで散歩をし、潮風にあたり、レストラン街では、お寿司らしいきものを食した記憶はある。


1階部分に広大なバスターミナルや、入出国の税関などが存在していることは、今回知った。


バンクーバー市内中心街のホテルからなら、タクシーで容易に行ける距離である。ただし、バンクーバーは広大な街ではある。


そう、このサファイア・プリンセスはターミナルビルより背が高い。船の階層でいえば18階もあるし、長さは290mとかいう。


私の出身中学には100m走用の直線コースがあったが、あの3倍かア。


Alaska cruise

飛行機はカナダに着陸し、さらにクルーズ船はアメリカに入国していくわけだが、乗船前に米国入管手続きをする。


今や、事前に電子認証も必要だし、さらには指紋、顔写真を撮られる。ただしお年寄りはパス。だから母も指紋採取などなしであった。


それは分かっていたのだが、自分も指紋は片手だけだったし、その都度撮影するハズの顔写真もパス(されたと思う)されたのは、嬉しいような、年寄りの仲間入りしたようで寂しいような。。。


思うに、係官のディスプレイに、前回入国のデータがポンと表示されるのだろう。


それと善人だからにちがいない(;^_^A



Alaska cruise

バンクーバー空港で殿(しんがり)を行く。どんな場合を急ぐべきか分かっているし、娘は少なくとも英語の掲示くらいは完全に理解するから、あせらずご老体に合わせて極めてゆっくり歩く。


このあと、案の定、皆のスーツケースが出てくるまでかなり待った。


あ、母は社交ダンスの名手(;^_^Aである。足腰は弱くはない。


Alaska cruise

母に関空で、ドルへの両替の体験をさせた。以前は簡単とはいえ、小紙片に記入し、円を提出したが、今はあんなんナシ。


1万円を出すだけで、見合ったドルとお釣りが返ってきた。


こんな体験いらんかった。簡単すぎる。


Alaska cruise

アラスカは夏が旬。冬のオーロラも良さそうではあるが、凍てつく寒さを想像すると、自分はあんまり行ってみたいとは思わないのだ。やっぱり夏。


アラスカの攻め方もいろいろあるが、クルーズがいっちゃん楽ちんである。なぜかは、お読みいただくうちにご理解いただけると思う。


新聞広告を見て、コレダ!と思った。


何せ関空からカナダ航空が撤退した今、バンクーバーへ行くのも一苦労だし、ましてや、かつてはヨーロッパ便の中継地として栄華を誇ったアンカレッジからでも、帰ってくるのは乗り継ぎ乗り換えでさらにしんどいハズ。


この旅は、関空~バンクーバー、アンカレッジ~関空のチャーター直行便を使うのである。


なので、御歳83歳の妻の母も連れていくことにした。私の母は、腰が痛いので留守がいいと固辞した。


断っておくが、年寄りに費用を出させたわけではない。


大散財だ。でも行って良かった(^O^)/