2014年3月17日新聞によると
インドネシアのスマトラ島では、
ヘイズ(煙害)のため視界が300メートル以下に悪化しているため、
ジャワ島とスマトラ島のトラックの大半が運行を停止中。
航空機輸送にも発着に遅れが出ており、
物流に支障をきたしている。
<解説>
マレーシアでも乾季を利用して、
パームヤシ農場休耕地の伐採や原生林の乱開発の為に
火を放って焼畑を行っています。
これがヘイズ(煙害)の原因のひとつと言われています。
こうやって無秩序に乱開発して金儲けした結果、
昨日お伝えしたように、
アジアでは億万長者が増え続けています。
(マレーシアの億万長者のうちの一人がパームヤシ油王です)
まさしく
狂気
です。
<ついでに>
ちょっと調べてみた。
パームヤシの木は、
植樹から3年で収穫ができ、
樹命が20~25年程度です。
その間も今回の干ばつのようなときには
けっこう枯れてしまうので、
いちいち人手をかけてメンテナンスするよりは、
火を放っていっぺんに燃やしてしまった方が
簡単なのです。
驚いたことに、
そんなことを一切知らせずに、
融資を募っている日本の企業があります。
その企業のサイトよりそのまま転載
「当社においては、パームオイル栽培生産ビジネスは、ゴム栽培生産ビジネスをも上回る高利潤を生み出すとの判断をいたしております。
もちろんその内容については、この場においてお話できませんが、かなりの利益を生み出す計画になっております。
パームヤシは、亜熱帯地域での栽培可能な植物で、将来的には、とても大きくなり環境にも、とても強い植物が特徴です。(投資ロスが極めて小さい)
すばらしいビジネスになることに、間違いないと、当社では考えております。
植栽して3年後から収穫を開始できるスピード、毎月、毎月、年間を通じて収穫、出荷して販売代金を得ることが出来ます。
ワーカーの技術的な要求は一切ございません。(単純ワーカーでOK)」
詐欺です。