学生時代
レコードは高値の花でした。

LP盤で3000円くらいしたと記憶します。
当時アルバイトの時給が400円くらいですから
いかに高かったかおわりいただけるでしょう。

でもなんとかして音楽が聴きたい。
そこで通いつめたのが輸入盤の専門店です。
当時業界の定めで、

日本盤は高く、なぜか輸入盤は安いという掟がありました。
その輸入盤の中でも、時折行われるバーゲンで
カット盤と呼ばれる、いわゆる廉価版がありました。
なぜ「カット盤」なのかと言うと、
ジャケットの角などがわざとカットしてあり、
傷モノとして安価に売っていたのです。
もちろん中身のレコードに違いはありませんから、
ビンボー学生の私は
もっぱら、この「カット盤」狙いです。

そのカット盤でさえ、ごくたまにしか買えません。
欲しくて欲しくてたまらないけれども、
なかなか手に入らない名盤がたくさんありました。

月日が経って、
今ではレコードそのものが無くなってしまいましたが、
アジアなどではガラクタ市(泥棒市場)などで
たまに見かけることがあります。
そこで見つけた名盤の数々、
今では経済的な余裕も出て、
比較的自由に購入することが出来ます。
もちろん中古ですが。


前置きが長くなりましたが、
そこで入手した名盤の数々を
順次紹介していきたいと思います。

まず第1回目の今回は

Red(キングクリムゾン)



ヒット曲「21世紀の精神異常者」で
一世を風靡したキングクリムゾンの
晩年の作品です。

アルバム全曲通して伝わってくる
圧迫感、恐怖感、暗黒の世界
特にB面2曲目のスターレスは
圧巻で、後世に伝わる名曲です。
エンディングで、即興から主旋律に戻るところの
アルトサックスが実にドラマチックですばらしい、
曲が終わってからもしばらく余韻が残るほどです。

アナログならではのスケール感、奥行きが
感じられる名盤のひとつです。

<ついでに>
アルバムタイトル「RED」の所以は
裏ジャケにありました。



レッドゾーン!

このタコメーター
かっこ良すぎます。