マレーシアは年中気候が同じで季節感がまったくありませんが、
私は唯一、哀愁が漂う時期があります。
日本で言う年度末の今頃、3月は別れの季節です。

日系企業ではこの時期に人事異動が多く、
帰任で本帰国するひとが多いのです。
普通の日系企業では出世のための箔を付けるために海外赴任して
2,3年お茶を濁して帰っていく例が多いので
どいつもこいつも
「とっとと帰ってください」
って感じですが、
このたび帰国される学校の先生が一人おります。
学校の先生も任期が3年と決まっていますので、
はじめからわかっていたことですが、
この人が帰ってしまうことが実に惜しい。

まだ、お若い先生ですが、
実に人間性のできたお方です。
「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」
を口癖に、
決して怒らず、
常に八方に目を配り気を配り、
心穏やかに静かに教えてくれる、
しかも武道の達人でメチャクチャ強い
そんな人です。

実に残念です。


でもそういう人って今の日本の社会ではウザがられて、

出世しないんですよね。
正直言ってそんな日本なんぞには帰らず、
このまま残って子供たちを教えていただきたい。

いくつになっても別れは辛いものです。