先週の金曜日、車で走っていると対向車線の路肩にカラスが２羽降りてました。
また、動物でも轢かれたのかなと、通り過ぎ様に見ると２羽の間に黒い子猫がうずくまってました。
ちょっと見では、まだ生きていそうだったので車をＵターンさせてその場所に行ってみました。
近づくとカラスは飛び立ち、子猫はミャーミャーないてました。
取り合えず怪我はしていなさそうで、カラスにも突付かれた様子はなく元気そう。
さらに近づくと、すぐ脇の草むらに逃げ込んだのですが、そこでひたすら鳴いているだけ。
近くに母猫らしき姿も見えず、カラスは上の電線にとまってガーガー鳴きながら離れずに見ている感じ。
さて困った。
このまま立ち去ればまたカラスが狙うだろうと思われるし、田舎とはいえ幹線道路沿いで車が結構走ってる。
道路に飛び出せば、轢かれる可能性もかなり高い。
妻に電話するが、判断は任せるということ・・・。
連れ帰っても野良なのでどんな病気を持っているか不安だし、その病気が今の猫たちにうつる事もありえる。
となると、しばらく隔離して検査し、里親探しまでしなければならない。などと考えていると子猫は突然走り
出して乗ってきた車の下に潜りこんでしまった。
しかし、いくら車の下を覗いても猫の姿は見当たらないが、鳴き声だけは運転席の近くから聞こえてくる。
何度も声を頼りに探したら、右前輪の上に座ってました。（その時の写真、携帯で焦って撮ったので・・・）
こうなっては車も動かせないので、同僚に電話して猫を入れるダンボールを持ってくるように頼みました。
もう腹を括るしかありません。
同僚が来るまで、猫が車道に飛び出さないよう見張っていると、道路反対側のがけの上５０ｍ位離れた
ところから、じっとこちらを見ている猫を発見。
どうやら、母猫らしい感じがしたのでその猫の近くへ連れて行ってみようと思い、車の通行が無い時を
見計らって子猫を引っ張り出しましたが、子猫があばれて手から逃げ反対車線の草むらに逃げ込んで
しまいました。
ただ、逃げた方向は母猫らしき猫のいた車線側で、逃げた様子を母猫も見ていた感じ。
そこで、人が近くにいると母猫も近寄りにくいと思い、少し車を移動させちょっと遠くから様子を覗いて
ました。その間も、近くでずっとカラスがガーガー鳴いて見張ってました。
しばらくして同僚がやってきたので状況を話をしていたら、子猫が逃げ込んだ草むらに先ほどの母猫
らしき猫がゆっくり入っていくのが見えました。
やがて近くにいたカラスもどっかへ飛んでいったので、無事会えたことと思います。（確認は無理）
今まで他の人のブログで子猫を保護したというのを良く見ましたが、実際そのような状況にあうと
なかなか決断できない自分がいました。
保護した方々や、猫の保護活動を行っている方々の勇気と行動力には敬服するばかりです。
今後このような状況に会わない事を祈るばかりです。（多分、見て見ぬふりは出来ないと思うので）