もう紫陽花の季節 | ♪ IN MY LIFE ♪〜ドイツ・フランクフルトの窓辺から〜

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ドイツ生活早数年。
楽しく奮闘しております。
メゾソプラノ歌手です。

ドイツ・旅行・音楽・オペラ・グルメ•ときどきビートルズ&サウンド・オブ・ミュージック便りをお届けいたします♪






あじさい。
紫陽花。
アジサイ。
ドイツ語ではhortensien 
英語ではhydrangeas 
(いずれも複数形)



もともとは日本が原産地。
ヨーロッパでは観賞用に栽培されたものなんだって。

子供の頃はアジサイの季節が苦手だったけど、
今ではアジサイはとても印象深い大好きな花。

それは、
今から10年近く前に
当時習っていた茶華道のお稽古で、
(2,3年習っていたというか、かじっていたの😅)
床の間に生けられていたたった1輪のアジサイ。
その1輪が本当に、胸を打つほど素敵だった。

それを見てから一気にアジサイ好きです。

まだ梅雨入りする前の5月のことだったと思う。

その時教えていただいたこと。
お家の中の床の間は、
外の世界より一足早い季節を取り入れるものだと
いうこと。

茶の間は
少し季節が先に進んでるのよね。

その精神を聞いて、
ああ、日本の心は美しいなと思った。

来たる客人のことを考え、
客人に喜んでいただくために
季節すらも先を読む。
「空気を読む」「おもてなし」ヤマト魂を
ビシビシと感じましたね。

心が空間に現れる、っていうところも大切にしたい。

そして、
ドイツに来て改めて思うこと。

日本の美徳は、
季節を先取りすること。

ドイツ人は先とか後とか関係なく、
今その場の旬を思い切り楽しむ。

そんな感じがするな。

どちらも感性も
良いとこ取りしたい。