日帰りのくせにどんどん続きます!
そして。
1人でアンネの家に向かいましたよー。
『地球の歩き方』にはトラムで移動、
そして1日カルテみたいなのを47ユーロで買うと、公共交通機関はすべて乗り放題、
美術館などの施設も無料になったり割引になったりすると書いてあったので、
これを買うつもりでした。
だって素晴らしい有名な美術館や博物館、この小さなアムステルダムの街にたっくさん点在してるけれど、どれもこれも高い!!!
3つ入ったらとっくに47ユーロ超えるな、と思ったので、
買わなきゃ!!と思ったのですが、
結局買いませんでした。
そして、結論としては、
買わなくてよかったと思っています。
まずアンネの家は徒歩でいけるし、
わけわかんない路線に乗ってグチャグチャやるぐらいなら、のんびり歩いて街の美しさを堪能した方が私には良いです。
そしてアンネの家は。
私の前。
so viele Leute!!
(とてもたくさんのひと!)
長蛇の列。
この行列を並ぶことを決めたなら、
三つも施設なんて入れません。(笑)
早朝から始めてお泊りプランならいいんですけど。
今回は確実に無理です。
でも、本当にここで葛藤しました。
うわああああー!!
ゴッホ観たいぃぃぃぃー
レンブラント観たいぃぃぃー(T_T)
フェルメールーーー!
観たいぃぃぃぃ(T_T)
でも日本で観たことあるー(T_T)
…ってね。
一方でアンネは。。。。
小学生の頃、中学生の頃、
アンネフランクの文献も、日記の翻訳も
英語バージョンも色々読みました。
無我夢中で読み漁って調べました。
アンネのこと、ユダヤのホロコーストのこと、アウシュビッツのこと。
アンネの赤い日記帳(キティと命名されている)に影響を受けて中学生のときに私も日記書いてたし。。。
まぁこのブログはアンネの日記に影響を受けた、聖美の日記の延長戦なわけで、
こういうのってフツー創始者と聖地に巡礼にいかないといけないわけじゃない??
ぶつぶつぶつぶつ。。。。
16年前、ドイツのデュッセルドルフに滞在中に、
そうだ!数日後にアムステルダムに行こう!
と、真っ先に思いついたのがこのアンネの家。
それが同行者が親子喧嘩して、
そんなんなら明日は行きません!!と親御さんが怒り出して、
こちとら、当日ガキンチョ。
主導権もあるわけがなく、
連れて行ってもらう分際で、他人の親子喧嘩に口も挟めず、
あんなにあんなに楽しみにしてたのに行けなくて、その無念怨念が私の胸に16年も蓄積されているわけ。
(ちぇーっ。めんどくさいな。こんなのに巻き込まれて、空気読んで遠慮して、ここまで来てるのにくだらないことで1番やりたいことできないなら、1人で旅した方がラクだわー。と思ってしまったのはこれが発端ですね。。。そして集団行動の規律からどんどん外れていく気質となるわけであ~る~。。。)
先月も日本にいたときに、
中居くんの金スマで、アンネ特集をやっており、
嗚呼ー!またヨーロッパ行ったらアムステルダムはリベンジしなきゃなぁって思わせてくれたのはこのアンネちゃんだったわけだし。。。。
うーーーーーん。。。。2時間(T_T)
寒いし、長いし、
これ並んだら他見れなくなるし、
どうしよーーーーーーー!!!!
むしろこれだけで終わってしまうかも(T_T)
と、悩みました。
いや、それで諦めたら絶対絶対絶対絶対!
何よりも後悔して、
悔いの残りまくる残念なアムステルダム旅行になってしまうのは明らかだったんですけどね。
なによりも、
でも日本では見れないし、
ここじゃないとできないこと。
それでも、長蛇の列を目の前にすると、
一瞬たじろいでしまうわけですよ。
貴重な時間の2時間を、ただ並ぶためだけに費やして良いのか??と。
もう頭の中が、完全にディズニーランド攻略法状態です。
他を切り捨ててスプラッシュマウンテン、
スペースマウンテンに走るか、
大物を諦めてしょぼいの(こら!)を攻略するか。。。。
二兎追えない、この苦しさ。
どちらを追ってどちらを切り捨てるべきか。。。
取捨選択に迫られる。
これって人生でも幾たびも迫られる選択(笑)
自分の心の中にまとっている言い訳や、
余計な心配、取り越し苦労、一瞬の思いつきやその場の感情、欲求、テンション
すべて取り除いて、冷静に、冷静に、
心の声が何を訴えかけているか
本当の自分は何を1番したくて
何を求めているのか
静かに耳を傾ける。
色んな余分なものが真実を覆い隠しているため、この作業って実はとても難しい。
そうこうして、
オランダ、ベルギーといえばフランドルの芸術!!
ナマの芸術のエネルギーに触れたい!、
という、どうしようもない欲望と、
長年蓄積されて大きな塊となって
私の中に沈んでいたアンネちゃん関連
を天秤にかけた結果、
…まぁ、非常に重苦しーーーーい天秤なわけですが…。
(繰り返しますけど、なんでここまで悩むかって、そりゃ2時間待ちだからですよ!!すんなり行けるなら問答無用に真っ先に行ってますし全部貪欲にまわる勢いよー!)
今回はやっぱり。。。。。
うん、絶対に絶対にアンネだな、
ということで、
(今度こそこのチャンスを目の前で逃すと、怨念がますますデカくなって相当後悔するだろうし、夢にまで出てきそう!!)
もう夕方前の日が陰りつつある寒空の下、
アンネの家のために並ぶことにしました。
※アンネの隠れ家の前のメインストリート。
※アンネの家の前の運河と景色。
※同上。
※ここがアンネの隠れ家。
あら?文字数制限されてしまった(^^;;
これはアンネフランク追跡紀行の序章、と題しまして、次に続くことに致します!