オペラ『La Boheme』 | ♪ IN MY LIFE ♪〜ドイツ・フランクフルトの窓辺から〜

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ドイツ生活早数年。
楽しく奮闘しております。
メゾソプラノ歌手です。

ドイツ・旅行・音楽・オペラ・グルメ•ときどきビートルズ&サウンド・オブ・ミュージック便りをお届けいたします♪

今宵はすっごく久しぶりにオペラ『ラ•ボエーム』を観てきました。




ヨーロッパの中でもノリにのっている!というフランクフルト歌劇場にて★



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日本では最低でも5000円~1万円近く払って鑑賞しますけど、
今回はなんと2000円弱!!
(それでも高い方。正規で買うとこちらでも9000円ぐらいみたいですが。。。)


それでもたっぷり堪能できました( ´ ▽ ` )ノ
すごく良かったーーー(≧∇≦)!!



うねりまくってるプッチーニの音の波は恍惚として本当に艶っぽくて色っぽくて。。。甘美ですね。


ドイツ語でいうと、
So süß !!って感じです。



シラフなのに、あっまーーーーーいフルーティな白ワインを飲んでいるような感覚に陥りましたよ。


音の波に完全に酔っ払ってしまいました(笑)



4幕の死ぬ間際のミミとロドルフォの想い出回想シーンには思わず涙してしまいましたし。。。
 一見派手なのに実は情に厚いムゼッタの不器用で温かい人柄にも泣けた。


日本でも鑑賞したことがあるだけに
ドイツ語字幕で7~8割は分かりましたよ。
むしろ日本語字幕より感覚的にシックリきたかも。
授業中に習った単語も生きた言葉としてどんどん出てきて、
もう絶対忘れない!!!(笑)
とりあえず字幕読んでて全く困りませんでした。
それどころかすっごく勉強になったので、2度美味しい感じでした!!
最高!!!


うーん。久しぶりのオペラだったなぁ( ´ ▽ ` )ノ
こんな時間を持てること
ただそれだけですごくすごーく嬉しい★★
なんだろうこの感覚!!




数年前に同じボエームを観たときの気持ちを思い出していました。
懐かしかったです。
あの頃は生きていたのに、もういない人だっています。
1日1日は絶え間なく動き続けて、
人も環境もどんどん変わっていくけれど、
でも至上最高の甘美な音楽は時を経ても同じようにそこにいる。
音楽という時間の芸術は、音がなった瞬間に消えてしまうものだけれども、
それでもそこで生まれた感情は時間が経っても残り続けます。
そして、また同じメロディを耳にしたときに、この経過した時間の流れがぎゅっと凝縮されるのです。




でも今の私は、あの頃よりも喜びに満たされた毎日を送っています。



ドイツでオペラ鑑賞だなんて、贅沢極まりなくて、
本当にありがたく嬉しく楽しかったー( ̄▽ ̄)
(プッチーニはイタリアオペラですけど(^^;;)


一時期は本当にこういう時間から離れてしまって、
もうこういう時間に戻ることさえ2度と無理だと本気で思っていました。




だからこそ、音楽を聴いて感動できる心がまだあることがすごく幸せでありがたくて、
尊いことだなぁーーーー!


簡単なことだけど、
その簡単なことにすら今は喜べる♪




神様!!私を音楽の世界に帰らせてくださって本当に本当に本当にありがとうございます!!!(≧∇≦)



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フランクフルト歌劇場はお客さんもみんな純粋に音楽を楽しみにきてるような方ばかりで、客席がやさしい!あったかい!!

どこかの国のように厳しい目を向けるのではなく、歌手をあたたかい目で見守ってるような雰囲気がありました。



フランクフルトに来て良かったなぁ!!
直前まで違う都市に行く予定だったけれど。
フランクフルトにきたら、いろんな意味で恵まれまくっています。





フランクフルトオペラ、
近日中に薔薇の騎士やチェネレントラ、ドンジョバンニなどもやるらしい( ̄▽ ̄)
(パルシファルなどのワーグナーのドイツオペラも充実してますが。)


今度も見に行かなくちゃ!!!!
特に薔薇の騎士は絶対に観たい(≧∇≦)







※参照動画※