子育てはこの十数年、

私の生活そのもの、

切っても切れないもので、

現在も続いています。


私にとっての育児、子育ては

人生の修行です。


そして、良い意味でも悪い意味でも、

予想と違う、

裏切られることがたくさんです。


小さい時は、

昨日までできなかったことが、

急にできるようになったり、

嫌がってたことがいつの間にか好きに変わったり、

成長を感じて喜ぶことが多かったことを思い出します。


でも習い事や塾に関わることになると、

送迎したり、お金を払ったり、

自分もたくさんの時間を割いたりしても、

成果が出ないことが増えてきました。


上の子は音楽教室(のちにピアノ)、

週に2回はダンス系のレッスン、

就学時前から英語教室、

小学生になってからはスイミングでバタフライまで、と

いくつかのお教室に通っていました。


でも、

本人が好きで、モノになったのは

ダンス系の習い事だけでした。


ピアノは練習嫌いが祟って、

上達が遅く、楽譜を読めるようになるまでも時間がかかりました。

中学生になる前に辞めましたが、

夫曰く、

ピアノは我が家にあるものの中で、

最も高価で、

最も無駄なものになりましたオエー


英語と塾への課金は

結構な金額になっていますが、

本人のやる気が乏しく、

成績は一向に上がらず、

親の私が本当に泣いています悲しい悲しい悲しい


ここまできて、

未熟な私はやっと気づきました。


子育てに、子供に、

結果や見返りを求めちゃダメなんだ。

(社会の善悪は教えなくてはいけませんが)

我が子が健康で、笑顔で、

楽しそうにしていれば、

それで良いと思わなくてはいけないんだ。


ひどい成績も、

勉強をしないで定期テストを受けても、

本人の選択なんだから、

距離感をもって接していくしかないんだな。


思春期を迎えると、

自分の分身のわけもなく、

血のつながりさえ感じないほど、

全く理解不能な人になっていきますね。


でも社会に出た時に

力強く生きていけるように、

ありのままの我が子を

愛情を持って受け入れていく。

それが今の私の役目なんだ悲しい

私の母がそうしてくれたように。


そのことにやっと気がつきました。



子育てにつまずいたとき、

(今もつまずいていますが)

この本を読んで、優しい気持ちになりました。