ですが、衣装や舞台は江戸時代です。
今回は、4段目の上演です。
「道行恋苧環」
苧環(おだまき)と言うのは、チラシのお三輪ちゃんが持っている糸巻きのことです。
彼女は白いのを持ち、恋人の求馬(じつは藤原鎌足の息子、藤原淡海)は、赤い苧環を持っていて、二人の愛の証としています。
ですが!お三輪ちゃんは酒屋の娘だし、お三輪ちゃんは知らないけども求馬は貴族の息子・・・結ばれるはずがないんです。
おまけに、求馬にちょっかいを出す娘まで現れます。それが、蘇我入鹿の妹の橘姫です。
場面は夜の神社の門前・・・すごく素敵なセットです。
奥行きの感じられる書割にろうそく、灯篭の灯りがシーンとした夜の情景を演出します。
夜毎彼の元に通う姫(求馬は彼女の正体を知りません)・・・・彼女の正体を突き止めようと彼女に詰め寄る求馬・・・それを見て悋気の炎を燃やすお三輪・・・・。
お三輪の勝気で、自分の気持ちをあけすけに語る様子にきっと積極的に求馬に迫ったんだろうなぁと思い、お姫様のおっとりしながらも自分の恋には一直線でお三輪の「私と彼は枕を交わした仲なのよ~!」と言って、やいのやいのと騒いでも、まったく聴く耳を持たないしぶとさがあります。
二人で一人の男を取り合う様子、可笑しくもあり、いじらしくもあり・・・・男性にはどう映るんだろう。
私はここでのお三輪ちゃんの悋気の様子がとても可愛く感じたのですが、まあそれもだんだんと度が過ぎると怖くなってきますが・・・・。
憎たらしいのは求馬なんですよ~(`×´)
可愛い娘と気持ちの変わらぬしるしの苧環を取り交わし、すっかりお三輪ちゃんをその気にさせているのに、この二人の争いの時は・・・・・ちっ、こまったなぁ。・・・・って、感じで、まったく取り乱した様子も無い・・・・まあ、ここでは恋の鞘当よりも、何でこの女が俺に付きまとうのだ、正体がばれたのか・・と、いう疑念を持っているせいなのかもしれないのですが。
あまりの騒ぎに姫は逃げようとし、求馬は彼女の正体を知るためにもっていた苧環の糸を彼女にくくりつけて後を追います。一方、お三輪は求馬に糸をつけて後を追う・・・・・・・。
そして、場面が変わります。
衣装もとても綺麗です。
暗闇の中で、3人の美しいこと!
さて、ここはまだ序の口で、お三輪ちゃんには過酷な運命が待ち受けているのですが、また後ほど・・・・。
