ネタばれあります。
これからご覧になる方は、どうぞスルーしてください!!!
演出は、鵜山仁さんです。
ターニャは45歳のオールドミス、足腰の弱っている高齢の母親のソフィアを介護する毎日を暮らしている。
二人の毎日は穏やかに過ぎているが、もう先の長くない母親は自分が死んだ後、ひとり残される娘を心配する。
だけど、ターニャにはそんなあてはない。
困り果てているそんな時に、部屋を間違えて訪ねて来た男がいた。
これ幸いとその男・イーゴリに25年ぶりにたずねてきた恋人を、演じてもらうことに・・・。
戸惑いながらも調子を合わせるイーゴリ・・・・なんだか、居心地のよさを感じてしまう、そしてターニャの魅力にも・・・。
喜んだのはソフィア。
調子に乗って、「孫がいたらなぁ」なんて、つぶやく。
死を迎えつつある母に幸せな気持ちを与えたい・・・・それだけでターニャはまた、嘘をひとつ加えてしまう。
優しさと愛情から生まれた嘘に身動きが取れなくなりながらも、暖かな愛は少しづつ、寂しい人たちに生きる希望や光を与えていく・・・。
笑いとユーモアに満ち、ほろりとする物語です。
見終わった後にほっこりといい気持ちになりました。
年老いて、ちょっとわがままで融通の利かないソフィアを中村たつさんが、味わい深く演じます。
ちょっと可愛くて、愛する娘に何とか幸せになってもらいたいというある意味押し付けがましくもある母の愛。
この母の愛、娘の立場でも母親の立場でも身に覚えありで、ちょっと反省(笑)
日下由美さんのターニャは、ターニャの中にある素敵な人間性がキラキラと見えます。
自分のことよりも母を案じ、自分のための幸せは封じ込めてきた寂しさも見えます。
石田圭祐さんのユーモアに溢れたイーゴリーがとても素敵です。
若い女の子好きで、とっても迷惑そうにしていたのに、だんだんとこの家族に惹かれ、ターニャの魅力に気がつくところが嬉しくなってしまいます。
桂ゆめちゃんのジーナがとっても可愛いです!!!
調子がいいけど、明るくて、優しい女の子を、溌剌と演じています。
この可愛らしさだったら、アイドル目指してもいいのに、しっかり俳優座で役者を目指した!って、嬉しいなぁ・・・・と思っています。
とても素敵な舞台でした。
ありがとうございました。
