短角牛、という牛牛さんがいます。

 

そのお肉は、サシの入った霜降り、というタイプではなく、赤身の美味しいお肉ステーキです。

 

十代の頃から、霜降りより赤身が好き(部位でいうと、ロースよりヒレ、サーロインよりヒレ、カルビよりハラミ、という好みのニンゲンです)な私の、美味しい牛肉、憧れのお肉、の代表は、短角牛で。(ざっくり説明すると、短角牛は、角が短い種類で、脂肪が少なくて赤身が美味しくて、日本全体の肉食用の牛の1%程度しか生産されていない、ちょっと珍しい牛さんで。もともと東北生まれの品種で、岩手県は全体の4割を育てている、だそうです。)

 

で、初めてCSA(地域支援型農業)を知った時に、短角牛の生産者さんである柿木畜産に、即、とびついてしまいました。

 

CSAの意味もよくわかっていなかったのだけど(笑)とりあえず、会員になって、定期的に美味しいお肉が届くなんて素敵、短角牛食べたい、が、まずあり。

 

だんだん、牛の環境やバックグラウンドを知ることができて(Facebook等)なんとなく関わることができる、生産者さんの応援ができて、というのが、なんだか楽しい音譜と思うようになってきて。

 

あれからものすごく長く時間がたっている気がしますが、いまでは、そこで行われるイベントに参加したりもするようになりました(基本的に人見知りなこともあり、けっこう長い間、なんとなく参加していなかった)

 

関わっている間に、柿木さんは、育て方などに対する考え方や姿勢が素敵で、そして、なにより、すごく美味しいお肉になる牛さんを育ててくれる人なんだ、と、より、思うようになりました。

 

で。

 

前置きが長くなりましたが、そんな柿木さんの育てる牛達を見学するツアーが、8月末ごろにあり、参加してきました(コロナ禍でずっと開催されていなかったので、今年は久々の開催)

 

岩手県久慈市山形町…我が家からは、なかなか遠い場所なので、いままで、興味があっても、参加できずにいたのですが。

 

今回は、ちょっとダンナの休みが長めにとれる、ということで、牧場見学ツアーをベースに、東北旅行しようか、ということにしての、初参加。

 

行く前はずっと、天気予報が雨模様で、天気に関してはあきらめていたのですが。

 

いざ行ってみると、ほぼ雨降らず、なんなら、ちょっぴり青空まで見えて、なかなかの牧場日和晴れくもり

 

 

牛さんたちは、最初は見えるところにいたかったのだけど、呼んだら、わらわらと近くに牛牛牛牛牛

 

広い牧草地クローバーで自由に移動する牛さんたちは、とってものびのびとしています。

 

ちょっとごつい感じのする短角牛ですが、なんだかおだやかで、とっても可愛いラブ

 

ちょっと触らせてもらったりもして照れ(仔牛は用心深いのか、なかなか触らせてくれなかったけど)

 

牛たちものんびり、ニンゲンたちものんびり。

 

正直、お肉としていただく、という事を後で考えて、ちょっと胸が痛くなったり、というのもあったりしますが…

 

大げさに言えば、食べるというのはそういうことで…

 

だからこそ、美味しくいただかなくては、と、あらためて思いました。

 

 

夜は、BBQをして、美味しいお肉をいっぱい、イベントに参加されていた方が生産されている美味しいニンニクに、地元の郷土料理の「まめぶ」に、ほかにもあれこれ、盛りだくさん。

 

めちゃくちゃ美味しくて楽しい、BBQでした音譜

ちなみに、「まめぶ」は、朝ドラのあまちゃんなんかで、おなじみの料理だとか(見てなかったから、あんまり知らない(笑))

ハレの日に食べる料理で、クルミと黒糖入り団子を豆腐や野菜と一緒に煮込んだ汁物。

 

テレビとかネットで、けっこう微妙な反応を見ることがあったので、どんなもんなのかな~と思いつつも、興味津々でいただきましたが。

 

甘いまめぶと塩気の汁物が、ダメな人はダメなのかも?という感じなのかもですが。

 

わたしとダンナには、なんか美味しくて、結構好きなやつでしたラブラブ

 

 

 

 

コロナ禍ということもあり、いろいろと気を使ってではありましたが。

 

とても楽しくて、素敵なイベントでしたキラキラ

 

今度は、マスクとか気にせず、に世の中がなっていると、いいなあ…

 

 

奇跡の短角牛_柿木畜産-TOP (kakiki-chikusan.com)