三菱一号館美術館にて。
(2012/6/23-8/19)
丸の内は東京に行くと必ず1度は遊びに行くエリア。
そして、遊びに行った時は、
ブリックスクエアの一号館広場と呼ばれる中庭で
小休止をすることが多いです。
一人でも誰かと一緒でも。
なんかね、日本っぽくない雰囲気なの。
木や花や小さい噴水があって、
オープンカフェがあって。
人が多い時は人間観察を(笑)、
少ない時はただ単にぼけ~っとします。
のんびりした気持ちになれる^^
今回行った美術館はこの中庭に面して建っていて、
前からずっと行きたかった場所。
明治時代に建てられたのをレプリカ再建した建物自体がステキだし、
中を見たかったから。
行けるタイミングでやってる展覧会が、
いまいち心そそられなくて。
延び延びになっていたのですが、
今回はバッチリ私好みで嬉しいヽ(^◇^*)/
バーン=ジョーンズの絵をパッと見て、
「あ、あれね」と思う人はあんまりいないかもだけど(汗)。
でも、絵の雰囲気はなんとな~くなじみあるんじゃないだろうか?
彼は19世紀中頃にイギリスで活躍した、
ラファエロ前派というグループの流れを組む画家。
(私自身はバーン・ジョーンズもラファエロ前派に入れてます。
学説が分かれてるみたいだけど)
そして、ラファエロ前派の代表的な絵と言えば、
ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」
皆もこれは見たことあるはず。
ミレイの「オフィーリア」を初めて見たのは、
小学生の高学年の頃でした。
当時、日経新聞の日曜版で名画特集みたいなのをやってて、
そこに載ってたんだけど。とにかく何度見ても飽きなくて。
絵のとこだけ切り抜いて、
コルクボードに貼ってしょっちゅう見てました(笑)
私にとって初めて夢中になった絵だから、とても思い出深くて。
後年、テート・ギャラリー展で初対面した時はめちゃくちゃ感激しました。
・・・・はっ!また脱線してる。戻さねば(汗)。
え~と、とにかくバーン=ジョーンズの描く、
絵のモチーフやテイストは私好み。
神話や中世の物語詩の場面を描いてるものが多いです。
今回の展覧会では見ごたえのある大きな連作を幾つか見れて、
とても満足しましたo(〃^▽^〃)o
一番気に入ったのは、
連作「いばら姫」の中の「王宮の中庭」
&ハイライトシーンでもある「眠り姫」。
特に「眠り姫」は魅力的でした
深い深い緑の中に横たわる姫。
横幅が2m以上ある大画面なだけに、
その緑色の静けさに圧倒される感じでした。
建物は普通の美術館と違って、
小さい部屋を幾つも通り抜けていく感じ。
その部屋ひとつひとつに暖炉がついていたのと、
部屋のドアがこう・・分厚くてくりぬかれてるようなやつで
(説明下手ですいません)、それが重厚でよかった♪
ただ、大きい作品が多かったので、
圧迫感が少し強すぎる部屋があったような。
それも普通の美術館とは趣が違っていいと今回は思えたけど、
場合によってはアウトかもです。
は~、満足した(≡^∇^≡)
しかし!!今回の展覧会で私は大失敗がひとつ(ノ_-。)
それは、履いてく靴が間違ってたこと(>_<)
古い建物をレプリカ再建したせいか、
フローリングの床が超響くんですよ~。
注意書きを見て床を見下ろして、
「うわぁ・・・やっちゃった(>_<)」と青ざめても遅い。
脱いで歩くわけにもいかないし、
足の裏が吊りそうなほど力をこめて、
とにかく音を最小限にしようと努力はしました。
普段だとイラッとする傍若無人なヒール靴の音が聞こえると(他のお客さんの)、
すごいホッとするという有様(苦笑)。
正直、絵を見終わった頃は足裏~膝までが痛くてかなりまいってました。
あぁ~、疲れた。
次に三菱一号館美術館に行く時は、靴に要注意だ
なんか・・映りが悪いです
手持ちの「オフィーリア」のアップ&チケットの半券です。
今回はブログにも登場させたしということで、
ミレイ展の図録を下に置いてみました(笑)。
今回は足が痛いし時間もなくて、
グッズはゆっくり見てる余裕がなかった(涙)。
「いばら姫」の絵本だけ欲しかったなぁ~。
さて、半券に描かれてるのが今回の展覧会の目玉品です。
連作ペルセウスの中の、
「果たされた運命-大海蛇を退治するペルセウス」。
この絵はさすがの迫力でよかったです♪