先日、英語が堪能な姉から【I try to ~ 】は使わない方が良いよ。あんまりいい意味じゃないから」と指摘を受けました。
【I try to ~ 】の場合、「やってみるけど、失敗するかもね」位の意味なんですよ。
英語が全く駄目なちゃとらですが、これに関してはちゃんと調べて意味がわかった上で使っています。
常に人生綱渡り。高校ですら単位ギリギリで何とか卒業したくらい(笑)
人生には失敗も付き物さ!というコンセプトで生きてきました。
今のところ運が良かったのか、一応下調べを出来る限りしていたおかげか、取り返しのつかない失敗はしたことはありませんでした。
が・・・、ついに【I try to ~ 】を本当の意味で使う日が来てしまいました。。
前回の記事で書いた、実家から大量に運んできた着物と羽織とストール、スカーフ。
ずっとしまいこまれていたので、かなり埃臭かったのであります。
一部では無謀で知られるちゃとらですが、さすがに正絹の着物類はよっぽどの覚悟がないと自宅では洗いません。ちゃんとクリーニングに出します。
でも量が量だけにクリーニング代も馬鹿にならない。
なので、ストール、スカーフ類とかなり染みがついていて捨てても良いかなレベルの単の紬、単のウールは自宅で洗濯することにしました。
とりあえず紬は手洗いで脱水だけ洗濯機。ストールとスカーフ、ウールは最初から洗濯機でいいっしょ。
と洗濯したまでは良かったのですが・・・。
脱水が終わって干す段階になってウールの着物が何か変。
なんとなく一回りちっちゃくなってる気がする・・・。
手触りも今まで洗ってきたウールと違う・・・。
乾いたところで軽く羽織ってみると、裄が全然足らない!!!( ̄□ ̄;)
身丈もツンツルてん!!!Σ(゚д゚;)
おかしい。母方祖母は縦にも横にもでかい人だったから、私が着て寸法が足りないなんて事絶対にありえない。
とりあえず一緒に洗った紬と比較してみると・・・
一回りどころか二周りくらい縮んでる~!!!Σ(゚д゚ノ)ノ!

確かにシボがある生地だなぁとは思っていたけど・・・
まさかの正絹お召し!?

今までばあちゃんの正絹の着物で、これほど状態が良い物無かったじゃないかー!!!
ばあちゃん汗っかきだったから正絹の着物はもれなく染み付きだったじゃないかー!!!
だ~ま~さ~れ~た~!!!!!
正直、自分の好みじゃないし、今の私には地味すぎてどうコーディネートしようかと迷っていた着物だったので、このまま放っておこうかとも思ったのだけれども。。
さすがに形見の品を粗雑に扱うわけにはイカンよな。。
一回も着た形跡のない着物、そのままほかす訳にもイカンわな。。
無駄な足掻きと思いつつアイロンをかけてみたけど、やっぱり伸びない。。
これはもうプロに縋るしかない。。
そして!こんなときに頼れるのは蔵前に住んでいたときにお世話になってた呉服屋さん!
今まで数々のお下がり着物のメンテナンスを任せてきた頼りになるお店!
着物初心者のちゃとらに着付けのポイントからお手入れの裏技まで数々の秘術を伝授してくれた隠れた名店!!(←本人たちは隠れてるつもりは無いんでしょうが、何せ裏路地の小さいお店なので(汗))
いきなり行っても開いてない場合があるので(←商売する気ほとんど無しw)とりあえず電話をすることに。
ちゃとら:「すいません、ウールだとばっかり思ってた着物を洗濯したら正絹だったみたいで縮んじゃったんですけど・・・」
呉服屋ご主人:「あら~。水で洗っちゃったの?」
ちゃとら:「はい。。洗濯機でおもいっきり。。」
呉服屋ご主人:「洗い張りで何とかなるかもしれないから、とりあえず一度持ってきて見せてくれるかね。」
ちゃとら:「はい。じゃあ明日の午後早い時間に伺います。」
呉服屋ご主人:「明日の午後か~。午前中は無理なの?あ、そう。じゃあ店開けておくから。」(←やっぱりあんまり商売っ気無し。)
翌日。
縮こまった着物を風呂敷に包んで呉服屋さんへ。
ちゃとら:「これなんですけど・・・」
呉服屋ご主人:「あ~。これは塩沢お召しだね。水で洗っちゃたか~(笑)お召しや縮緬は特に縮みやすいんだよ。」
ちゃとら:「すみません。。ウールだとばっかり思ってて。・・・やっぱり正絹ですか?」
呉服屋ご主人:「そうだよ。だから縮むんだよ。ま、これなら洗い張りで何とかなるでしょ。」
良かった。何とか蘇るらしい。。
それにしても見ただけで織りや素材だけでなく、産地までわかるご主人はすごいな~。
やっぱり大切な着物のメンテナンスはこの店がある限りここに頼もうと心に決めたちゃとら。(←すでにいつ引退・閉店してもおかしくないけど)
ちゃとら自身は塩沢お召しってどこの織物?って感じだったので、帰りの電車の中でWiki先生に尋ねてみると・・・
『本塩沢(ほんしおざわ)とは、新潟県南魚沼市で織られる絹織物で、塩沢お召しと愛称でも呼ばれる。
始まりは江戸時代(17世紀中期)と言われ、「越後上布(越後縮)」のような「シボ」の持ち味を絹織物に応用しようと、技術・技法を絹に生かした絹縮が前身である。1976年(昭和51年)に経済産業大臣指定伝統的工芸品となっている。』(by:wikipedia)
うわ~!!私、経済産業大臣お墨付きの伝統的工芸品洗濯機で洗っちゃたよ~!!((゚m゚;)
しかも他のwebページでは単に最適だが高級品でも知られる代物だと紹介されていた。。
あぁ。私は何てことをしてしまったのでしょう。
諦めてほかさなくて良かった。。危うくあの世でばあちゃんにしこたま怒られるところだった。。
そんなこんなで、秋の単の時期までには手元に戻ってくることになった塩沢お召しです。
洗い張りついでに私のサイズに仕立ててもらうことにしたので、まぁOKか。
・・・費用はクリーニング代の10倍以上になったけど(´□`。)
ものすごく高い勉強代だったけど、これを教訓にもうちょっと慎重に行動しようと心に誓ったちゃとらであります。
(カアちゃん、すまんが経済援助をよろしく頼む・・・)
・・・はぁ。