旧車ブームが続く中、1980年代に販売された国産スポーツカーの人気はうなぎ登りです。
最近では、中古車価格も著しく高騰していますが、その中でも特に注目を集めているのが、1987年式の日産「スカイラインGTS-R」です。
この車両に1800万円という破格の値段がつけられたことが話題になっています。では、なぜこのクルマには1800万円もの価格が付けられているのか、その謎に迫ってみましょう。
新車価格340万円が1800万円に
この車両は、三重県のクラシックカー専門店「ヴィンテージ宮田自動車」が「オートモビルカウンシル2024」というカーイベントで展示していたものです。
1987年にわずか800台限定で販売され、当時は全日本ツーリングカー選手権などのレースに参戦するために国際レギュレーションのグループAに適合させた特別な一台ですね。
新車価格は340万円と、当時としては比較的高価でしたが、限定販売だったために、買いたくても買えなかった人が多かったという非常にレアなモデルです。
それでも強気な価格設定
しかし、それにしても1800万円というのは強気すぎるんじゃないかと思いますよね。ウェブの中古車情報サイトでは、このモデルの中古車価格は高くても800万円台が相場のようです。それなのに、なぜこの一台に1800万円もの価格が付けられているのか、その理由が気になります。
1800万円の理由
この車両の価格がここまで跳ね上がった背景には、いくつかの要因が考えられます。まず、800台限定という希少性。そして、内外装が非常に美しい状態で保たれていること。さらに、2190kmという低走行距離も見逃せないポイントです。こうした要素が重なって、コレクターたちの間で価値が高まっているのでしょう。
いやいや、どれだけ綺麗に保ってても1800万円は強気すぎるよ。
確かにね。でも、このクルマの歴史と希少性を考えると、コレクターたちはその価値を認めざるを得ないんだろうね。
旧車ブームの影響
1980年代の国産スポーツカーがここまで評価される時代になるとは、驚きです。青春時代を共に過ごしたクルマがこんな高値で取引されるのを見て、当時の思い出が蘇る人も多いでしょう。このスカイラインGTS-Rは、その歴史的背景と性能、美しい保存状態から、1800万円という価格が付けられたのも納得せざるを得ない部分もあります。
1987年式スカイラインGTS-Rの魅力
この車両は、1987年に生産された日産スカイラインGTS-Rで、全日本ツーリングカー選手権などのレースに参戦するために開発されたホモロゲーションモデルです。ホモロゲーションモデルとは、レースの規定に合わせて市販車として生産される特別なモデルのことです。このGTS-Rも、その一つで、エンジンは直列6気筒のRB20DET-Rを搭載し、最高出力は210馬力を誇ります。
また、800台限定という希少性もこの車の価値を高めている要因の一つです。内外装は新車同様の輝きを保っており、走行距離もわずか2190kmという驚異的な低さ。こうした状態の良さが、コレクターたちの心を掴んで離さないのでしょう。
スカイラインGTS-Rの現代的な評価
旧車ブームの影響もあり、1980年代のスポーツカーは現在非常に高い評価を受けています。このGTS-Rもその例に漏れず、その希少性と状態の良さから、1800万円という価格が付けられたのも理解できます。しかし、その価格設定が強気すぎるという意見も多く、その評価は賛否両論です。
ツッコミ： 「こんな値段つけるなんて、誰が買うんだよ！？」
返し： 「確かに一般の人には手が届かないけど、本当に好きな人やコレクターにはこの値段でも価値があるんだろうね。」
今後の展望
これからも旧車ブームが続く中で、どのようなモデルが次に高騰するのか、注目していきたいですね。
旧車の価値は、単なる乗り物としての性能だけでなく、歴史や思い出、希少性など多くの要素が絡み合って決まるものです。
今回のスカイラインGTS-Rの例も、その一端を示していると言えるでしょう。
最後に、私たちが日常的に使っているクルマも、いつかはこうした価値が見直される日が来るのかもしれません。その時に備えて、日々のメンテナンスを怠らないようにしたいものです。
