ロンドン市場でユーロが大幅に下落。週末の欧州議会選挙でドイツとフランスの与党が負け、極右勢力が勢いを増したため、マクロン大統領が国民議会を解散するという状況に。政治の不透明感が市場に広がり、フランスの10年債利回りは3.19%に上昇。欧州株は総じて下落、特にフランスのCAC指数は2%以上の下げ。

 

ユーロドルは1.07台前半に下落し、ユーロ円も168円台前半へ。リスク回避の動きで、ドル円は157円台から156.70台に反落。ポンドドルも1.27台を割り込んでいる。

 

ドル指数はユーロドルの下落が主導して高水準を記録。先週の米雇用統計を受けたドル買いが続き、欧州政治不安もドルを支えている。スロバキア中銀総裁や独連銀総裁が追加利下げを急がない姿勢を示しても、ユーロ買いにはつながらなかった。

 

ドル円は156円台後半での取引。東京市場で157.20近辺まで上げた後、ロンドン時間には156.70台まで反落。欧州株安でリスク回避の円買いが優勢になっている。

 

ユーロドルは東京早朝の1.0809近辺から売り圧力が続き、現在は1.0730付近まで下げている。ユーロ円も169.35近辺から下落し、168.30付近まで安値を更新。ポンドドルも同様に下落して、現在は1.2688近辺。ポンド円は199.93近辺から198.94近辺に下げている。

 

週末の選挙の影響で、ユーロが対ドル、対円、対ポンドで売られている。政治リスクが高まるとこうなるのか。政治と経済は切っても切れない関係だと改めて感じた一日だった。

 

今日は久しぶりに図書館に行った。静かな環境で、新しい本を手に取るのはいつも楽しい。

 

偶然見つけた歴史小説が面白く、時間を忘れて読みふけってしまった。季節の移ろいを感じながら、本を読む時間は最高のリラックスだ。

 

為替の動きが激しいから、情報を追うのも一苦労だが、冷静に対応していこうと思う。