シュピレーゲン
ここ数日、シュピレーゲンという言葉が下りてくる。
なんだろう。ドイツ語のような発音なので、ドイツ語だろう。心理学用かな、とも思う。
検索する。
鏡。やはりドイツ語だ。
時を同じくして、本を手に取る。ジャケット買いに近い。作者イケメン。白黒なのでわからないが、インド系かなと思う。
邦題「死ぬ気で自分を愛しないさい」
自分を愛する、という言葉の自己啓発というより、カウンセリングに近いタイトルだなと思う。
自己啓発は叱咤激励して、疲れてしまう。
そこに、「死ぬ気で」、と書かれている。これが、この本の眼のひくいいところ。
原題:Love Yourself Like Your Life Depends on It
そこに、作者である起業家が会社を破綻させたりして、けっしていい状態ではないけれど、
いろいろ試して、1か月で大きく変化を感じたものが、シンプルに4つ紹介されている。
そのうちの一つが、
「鏡のワーク」を行う。
順番をおった方がいいだろう。他のステップを。
鏡のワークとは、朝起きて、「目」が見える距離に目近に鏡の前に立つ。
「自分を徹底的に愛する」と誓うこと。「わたしは、自分を愛す」「わたしは、わたしを愛している。」を繰り返して、いく。
まだ、半分しか読んでいないが、共感できるのは、
通常、思考は、毎秒、毎分とてつもない数のことに考えをめぐらすというが、
実をいうと、溝を掘るように、一つに考えを掘り続けているんじゃないか、というところだ。
気が付かないうちに、同じ考えに戻ってしまう。堂々めぐりだ、ということ。
そこに、あらたに、もっと、深い新たな思考の溝を掘ろう、というもの。
良いも悪いも、思考のループである。
昔、大学時代の情報処理の授業で、少しコマンドを習ったが、ほとんど覚えていないが、
~To roop , ~ to exit.
何回か、この作業を続けたら、終了する。終わりにする。
といったものがあって、なんだか、その時、
自虐的に、抜けられない状況って、
To Roop, No Exit.
その時、無限ループに居続ける、と感じたものである。
そういえば、マドンナの曲にも、in to the grooveという曲があったなと思う。
英語がわからなくて、Grooveっていう単語を引く。
轍(わだち)、馬車などが通った道。ぬかるんだ、いくつも重なる車輪の通った溝がイメージされたことを思いだします。
何度も、過ちをなぞる、という感覚は、会社員時代の海外送金の電文でもそうだった。
一度、送金したデータを、繰り返すフィードバックシステム。何度も正しく利用されることを想定していたのだろう。飛んだのが正しい電文ならいいのだが。
誤登録で、以前、修正書けたはずなのに、また、古い情報でゾンビのように生き返り、起き出して、飛んでいく。マニュアルで一度止めないと、また、謝った情報で飛んでしまい、トラブルの元。そして、修正するプロセス、お客様対応、大変です。
システムのつながり方で、一つ目のシステム、つながる2つ目のシステム、3つ目、
海外に行った先の経由銀行、最終受け取りの銀行、など、誤った情報、溝を治すは大変でした。
きっと、何度も同じ溝を掘る方が、簡単なんだろう。
人間にとっては、何の効率かは、分からないが。
で、改めて、「自分を愛する」という新たな溝を掘り続ける。
もし自分を深く愛しているなら、
自分にこの経験をさせるであろうか?
次に
もし自分を深く愛しているなら、
私はどのように行動するだろうか?
そして
私は、今光のなかにいるのだろうか?それとも闇の中にいるのだろうか?
と、まだ先を読みたいのですが、
と今まで、読んだ箇所をまとめました。
書いて、ようやく、いらいらが止まりました。
ひとまず、鏡をガン見しながら、「私は、わたしを愛している」をやってみたいと思います。
とても、書きたかったようです。
皆様に何か、伝えられる機会をくださり感謝いたします。