気付いてた?
みんな君のことを見ていたよ。

あの猫だってまるでチェシャ猫みたいに木陰から覗き、ニャニャニャって笑っていたよ。
もう20年誰からも触れられていない人形は、君に見つめられて目をパチクリとさせていたよ。
なになになに?ってね。

四等星みたいなそのほの暗い不安げな瞳に何が映ってるのか、みんな知りたいんだ。
キビタキみたいなその囀りで何を話すのか、みんな聞きたいんだ。
もちろん僕だってそうさ。
もう少し君について知る必要がある。
君が looking glass のむこう側に消えてしまわないうちにね。

ありがとう。