昨日頭にきて帰った王子。今朝もあまりいい気分ではない。
休憩室にいたリーダーに挨拶だけはした。すると何事もなかったかのように、「昨日うちにこんな小さい子猫が迷って来た」
つい、「で、どうしたん」と聞いた王、玉子。
「逃げちゃうんだよ。近所の野良のたまり場に連れてってやろうと思ったんだけどさー」
だから言ったよ、
「かみさんにやらせりゃいいじゃん。猫に言うこと聞かせられるんだろうから。」
本当は、「スキルの超高い」も付け加えてやりたかったが思いつかなかった
昨日何がもとで王子を、いや玉子を怒らせたか忘れてるところが鈍感なところだ。そんな自分を「キレモノ」と思っている、思いたい、思われたい気持ちはわかる。お前はただの「空気の読めないやつ」だと言えたらどんなにか
そんなことで怒る玉子もバカだが、どうにもこの男には腹が立つ