読書日記 7月まとめ
2013年7月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:3163ページナイス数:159ナイスエール! 2 (実業之日本社文庫)の感想坂木さんの作品がお目当てだったのだが、他の作品も凄く良く物語に引き込まれた。全て働く女性が主人公だったせいかな?なかでも垣谷さんの作品に共感してしまった。あの義理兄嫁の露骨の態度が誰かさんにそっくりで、自分が同じ立場になったらと思うとゾッとする。結末が明るくってホン良かった。読了日:7月31日 著者:坂木 司,水生 大海,拓未 司,垣谷 美雨,光原 百合,初野 晴はだかんぼうたちの感想江國作品にしては珍しく登場人物が多く、更に目線がそれぞれの人物で描かれていた。男女関係よりも母子(母と娘)の関係がリアルで恐ろしい。特に桃・陽姉妹と由紀の関係はあぁ成程と頷けたが、響子と未来の親子関係は時分の子が男で良かったと胸を撫で下ろす。男性陣も実在しそうな人達で、江國作品には珍しく意外と現実っぽい世界を描いていたのかもしれない。読了日:7月27日 著者:江國 香織望郷の感想読メ様から頂いたのに、今頃読了で申し訳ないです。短編なのでてっきり登場人物達に繋がりがあるものだと思ったいたが、同じ島内が舞台と言う事だけ。閉鎖的な土地柄ゆえの負の感情が上手く表現されていて、思わずあるあると頷いてしまった(特に“夢の国”なんて上手過ぎ)。さすが湊作品と思わされた。読了日:7月16日 著者:湊 かなえフロム・ミー・トゥ・ユー (8) (東京バンドワゴン)の感想それぞれの登場人物たちが語り口を交代する番外編。しかも、彼等がどうして堀田家の人達と出会ったのかが描かれていたりするので本当に面白かった。堀田家の中心と言われているが、ほとんど描かれたことのない秋実さんまで登場したのは嬉しかったな。反面、おチビちゃん2名が居なかったのは残念だけど、そこは続編に期待します。読了日:7月14日 著者:小路 幸也特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)の感想待望の第4弾。が、今回は登場人物がホント多かった!名前が覚え辛かったせいか誰だっけ?と読み返す事が多かった(笑)。が、第3弾同様、物語が進むにつれページを捲る手が止まらなくなる。事件自体、特に今回はデンマークの暗い歴史が描かれているので重苦しいのだが、カールやアサド、ローセの活躍を読むとホッとする。特にカールがどんどんと部下達の事を気にかけ始める姿は何とも言えない。が、アサドに関しては謎が深まるばかりで…。第5弾が楽しみです。読了日:7月13日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスンクリミナル・マインド FBI行動分析課 猟奇のパズル (ヴィレッジブックス)の感想ドラマの尺だと45分で解決しているが(前後編もあるが)実際は1週間以上現地に滞在し事件を解決する場合もあるのだよなぁ~と改めて思わされた。ギデオンが去りロッシが戻って間もない頃と言う設定だったので、JJが報道機関相手に苦労している場面やプレンティスがまだホッチに信頼されていないのでは?と悩む場面など懐かしく思える。更にヘイリーのホッチに対する苦言ですら泣けてくる。と、クリマイ好きには面白く読める1冊でした。良くを言えばもっとガルシアの魔法が見たい(笑)読了日:7月13日 著者:マックス・アラン・コリンズ,ジェフ・デイヴィス(原案)さきちゃんたちの夜の感想珍しく短編集だったが、主人公達の名前が皆“さき”だった。だから表題が「さきちゃんたちの~」なのか!と思ったのだが、ちょっと違った感じ(笑)。“さきちゃん”達がそれぞれに様々な思いを抱えつつ、最後は心が軽くなる感じ。“豆スープ”の話が一番印象深かった。読了日:7月9日 著者:よしもと ばなな大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジーの感想「和菓子」に続いて挑戦したのは「本屋」さん。しかも図書館や古本屋ではなく、あくまで書店がテーマって言うのが素晴らしい(笑)。期待を裏切らないストーリーばかり謎解きあり、ほのぼのあり、あらあの女刑事さんの若い頃のエピまであって盛り沢山過ぎます!早く「ペット」も読みたいなぁ~。読了日:7月9日 著者:大崎 梢おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス)の感想某所の評判があまりにも悪かったので買うのを躊躇していたのだが、公式サイトで2話お試しが出来たので読んでみたら、面白いじゃない!と言う事で速攻購入。はい!案の定面白かったです。「よっぱらい~」は未読なのですが、二ノ宮さんってもしたリアル…と思ってしまいました。何であんなに評判悪いのか不思議。夫が育児を全然手伝わない妻の立場だと共感出来ないとか?読了日:7月7日 著者:二ノ宮 知子よだかの片想いの感想ここ最近の作品は読了後重苦しさが残ったりする事が多かったが、久しぶりに前向きになれる小説だった。そして、ひたむきな主人公を応援したくもなった。以前から痩せている人ほど自身の事を太っていると貶す風潮が嫌いだったが、この作品を読んで本当に劣等感を抱く者はそれすら口に出す事が出来ないものなのでは?と思わずにいられない。読了日:7月6日 著者:島本 理生読書メーター