最近、調べていた言葉があります。
恒常性維持機能。
ホメオスタシス、ってやつです。
状態を保とうとする機能、つまり変化に対抗する機能。
こやつ、なかなか厄介なんです。
ちょっと長くなりますが。
どう厄介と感じたのか、書いてみます。
離婚を決意したのは6年前。
夫は今と同じく拒否でした。
けれどその時が一番勢いがあった私。
離婚届を突きつけ、家を出ました。
絶対に離婚する!と強い意志で燃えてました。
けれども。
私にとって一番大きな存在である父に大反対されたんです。
「おまえは誰も好きになったことないだろう?」
この言葉、今でもハッキリ思い出せます。
自覚はあったんですが、まさか父にバレてると思わなかったんです。
と、今日はそんな話がしたかったわけではないので割愛して…
とりあえず、やり直してみろと言う父を論破できずに離婚は保留。
一ヶ月の別居生活は子どもたちの「通学がめんどくさい」という訴えにより終了。
今思えば、この頃の勢いと熱意に身を委ねていれば、もう少し早く離婚していたと思います。
そこから2年後、またもや湧いた離婚話の末、夫が出て行きました。
志願してわざわざ遠方に異動。
単身赴任という体で堂々と別居開始です。
「ずるい!!」と思いましたが、その頃にはもうホメオスタシスが働いていたんですね。
住む地域を変えたくないと言う子どもたちを満足させられる家、私の給料じゃ借りれない。
夫がここに住まないなら、離婚じゃなくてもいいんじゃない?!
(もう今の職場にいたので)仕事も調子良いし、私もこの地域にいたいなぁ。
二年越しの離婚の意思も、本能であるホメオスタシスには敵わなかったんです。
この頃には夫が大嫌いでした。
顔も見たくなかった。
それでも、現状維持に気持ちが揺らいだ。
白黒ハッキリつけたい私なのに!
今は離婚しないでいてやろう、と上から目線のフリして、本心では(楽な方を選ぼーっと)って感じでしたね。
まぁそうは言っても、やっぱり自己愛の強い私は自分の思い通りに生きたいという気持ちも強く。
そこから何度もトライ。
でも毎回失敗です。
無意識下で変化に抵抗している。
そしてそれを、無意識下で分かってた。
(分かってた、と気付いたのは最近ですが)
その抵抗を止める為にまず経済的な自信を付けようと思ったから、収入を増やす方向へシフトしたんです。
これも無意識です。
と言うのも、その時の私の思考は(お金さえあれば養育費交渉もなく強引に離婚できる)という漠然としたものでした。
そこから4年経ち、経済的自立もして、さぁ今こそ!と思ったこの夏。
それでも失敗!!!!!
夫の断固拒否も、結局ホメオスタシスなんですよね。
お金がどうとか色々言ってますけど、変化が怖いわけです。
それもそのはず、ホメオスタシスは男性の方が強いらしいですよ…。
そして私のホメオスタシスも働いてました。
今度は何を『現状維持』しようとしたか、と言いますと。
カレさんとの関係、です。
変化への抵抗力に勝る自信(経済力)を付けたのに、また違った抵抗が現れた。
それは、W不倫という状態だからこその現状では?という恐れ。
カレさんは「◯年後にはって決めてる」と言ってくれているけど、全然信じれてないんですね、私。
離婚したせいでカレさんが重荷に感じたり、堂々と恋愛できないのは自分のせいだと罪悪感を持ったりするのが怖かった。
という部分に、色々と調べていて気付いてしまいました。
本能、恐るべし。
新しい状態を『維持しよう』と働くまで繰り返すしか、この抵抗を打破する方法はないみたい。
自信がないと意志も弱い。
結婚も離婚も「勢いだ」って言うのは本当で、ホメオスタシスが働く間もなく決行しなきゃ、大きな変化を受け入れるのは難しいってことですね。
もちろん、『幸せである自信』という裏付けがあればまた違うんでしょうけど。
私はとっても自分に甘いところがあるので、しっかりと自信を持てないと進めない。
カレさんとの関係に自信が持てたら、離婚も、カレさんとのことも、もっとスムーズに良い方向に進んでいくんだろうと思います。
ホメオスタシスについて調べていくことで、なぜ潜在意識が大事と言われるのか、私なりに納得しました。
潜在意識を変えないと現状は変わらない。
自分が変わることで周囲が変わる。
それは、変化に抗わない自分になるってことなんですね。
引き寄せというのも、チャンスを逃さなかったり、チャンスに気付けるってことなのかもしれない。
…違うかもしれないけど、私はこう思いました。
愛されている自信を刷り込む。
在るものにフォーカスする。
与えてくれる愛情を過小評価せず受け取る。
まずはそこから。
6年前に離婚成立していたら、カレさんとは出会わなかったかもしれない。
カレさんを好きになって、本気で愛することの幸せと苦しさを知った。
そして、今まで放置していた自分の本音に目を向けるようになった。
全ては私の為に起こっていること。
やっと、何かモヤモヤしていた自分への苛立ちの正体が見えてきました。
18歳くらいから、私は本当はどうしたいんだろう?って思うことがありました。
だいぶ時間がかかってしまったけれど、今ものすごい転機だと感じています!
ほんと長くなっちゃった…(*꒦ິ꒳꒦ີ)