緊急事態宣言のため、6月もやむなくオンライン稽古です。

実際にお稽古するのが本来ですし、その中で、茶の湯の心や道具の扱いも身につけるのですが、仕方ありません。4名の継続して、稽古してくださる方々のために、考えました。
道具の話(水指、棚)を画面共有して、いたしました。水指もわびた風合いのもの、華やかなものを紹介、茶の湯の棚でよく使うもの、初めて紹介するものなど、7種類ほどの飾り方を紹介しました。
通訳案内士の方もいますし、簡単な知識を持ってもらうことも必要だと思っています。

皆さんに、先にお菓子を郵送して、それぞれのお茶碗でお茶を点ててもらい、お稽古の気分も出しました。その中のお一人は最近、山科の窯で自分のお茶碗を作ったと見せてもらいました。画面越しですがいい色あいです。

私のほうからも、お気に入りの夏茶碗をお見せしました。以前に割れた時に、友人が金継ぎを習っていて、金と漆で練習だからと修復してくれたお茶碗です。❰世界に一つしかない❱友人に感謝のお茶碗です。茶碗の縁に金色の線が模様のように見えますが、これが繋いだ跡です。
また、沖縄の琉球漆器の棗(ハイビスカスの模様)や金沢の金箔細工の銘々皿も画面越しですが、お見せしました。旅行の際に求めるといいですよとアドバイスしました。茶の湯をしていると、お土産も見方が変わってきます。不思議ですね。
さて、来月はリアルに稽古できると思います。でも、工夫すれば、オンラインもこれはこれで良かったですよ。
来月のリアルな稽古でちょっとした試みを皆さんの協力で考えています。
また、来春か来秋くらいには、茶碗つくりや茶杓つくりのお出かけもいいねと、通訳案内士でバーチャルツアーもされている生徒さんと考えています。コロナ明けを楽しみに・・・
今日もお読みいただきありがとうございました。
7月の和室稽古は地元で7月4日(日)です。