昨日は大阪の天神さんでしたね。天神祭といわずに、天神さんといいますね。なんでも、さんやちゃんをつけてしまう関西の言葉です。
そして、23日は祇園さんの後祭宵山へ行ってきました。
京都癒しの旅案内人の下戸 眞由美さんと一緒でした。四条烏丸のおしゃれなビルの一階で待ち合わせをして、まるで、学生時代の友だちと待ち合わせをしたみたいにリラックスできました。
まずは150年ぶりに復活した「大船鉾」からです。鉾の中を見ることができるのですが、長く待たないといけないので、外から姿だけを見ました。
京都はその日は34度くらい、足元から湧き上がってくる京都の暑さというほどではありませんでした。
宵山の夜の部は、案内人さんの予約がいっぱいでしたので、昼間の2時から4時の間にお願いしました。
でも、この時間に行ってよかった。49年ぶりの祇園後祭の復活で、町の方はどんな様子か、そして、旧家の屏風をゆっくり見たかったのです。正解でした。
南観音山、北観音山、八幡山と新町通りを北へ見ていきます。
その途中に、素晴らしい屏風飾りの町家があります。古くから呉服産業の中心地で、旧家が素晴らしい屏風を有しています。日頃は美術館に預けてあるか、蔵に大切に保管されているかで、祇園まつりの宵山の3日間だけ見せていただくことができます。店にガラス戸越しや格子窓越し、玄関で直接と、感激しながらみせていただきました。琳派の屏風が町屋にあるのですから。
そして、途中にある「紫織庵」という施設でも、洛中洛外図の屏風を見せていただきました。抹茶とお菓子もいただいて、冷房のきいたところにも30分ぐらいいましたので、暑さでへばることもなく。
そこの御主人がおっしゃるには、後祭はもともと四条通りより一本北側の錦小路通りより北側の地域のものだそうです。
後祭は本来の姿が49年もたって、だんだんわからなくなってくるのではと復活されたようです。
観光情報誌の中に「動の風流(ふりゅう)」が先祭、「静の風流」が後祭と書かれてありました。
露店も少なく、ゆっくりと祭を楽しめるようにされていました。
今年からの後祭の復活は地元のみなさんもどのようになるか、不安も多かったようですが。祭りを正しく継承していこうとされる意気込みが感じられましたよ。
会所飾りのことは長くなりますので、明日に書きたいとおもいます。
今日もお読みいただきましてありがとうございました。