心斎橋茶道カフェ女将のブログへようこそ!
昨日は神戸元町日本茶カフェ「きっさこ」さんでの、カジュアル茶道教室でした。
開店直後のお店のゆったりソファーをお借りして始まりました。
「きっさこ」ご自慢の生菓子、種類がたくさんでご機嫌!
4名の生徒さん、うち2名は小学生のお子さんと親子でお稽古です。
昨年の夏休みにお住まいの地域の方がお子さん方に抹茶の体験をさせてくださったそうです。
それ以来、茶の湯にお子さんも興味があるようです。
あと2名は茶の湯が初めての素敵な大人の女性です。
資料は4月の心斎橋教室と同じ、茶道歳時記は釣り釜と野点について
ゆったりと自己紹介と雑談のような話から始まりました。
お二人とも お母様はお茶のお稽古はされていたようです。
そうなんです。現在50歳以上の方は、結婚前にお茶とお花を習ったものです。
今と違って結婚は24歳までに25歳以上は「売れ残り」と言われたもの
そのような言葉は今では「死語」ですが、一般企業も4年生大学卒業生は
すぐに結婚でやめてしまうと採用を嫌がり、女性は高校か短大を卒業して
社会に出る方のほうが多かったのです。
親もその分、和服を用意し、習い事をさせて、結婚の時に
嫁入り道具として、茶道や華道の師範の看板を持たせるなどしました。
今は趣味も多岐にわたり、親も4年間高い学費を払い、おまけに留学や資格取得に
さらに学費がいる世の中です。和服や習い事までは大変です。
そのように時代は変わってきたのですね。そうお話すると興味ふかそうでした。
羽子板の形の干菓子盆に2種類の干菓子(京都 四条河原町 永楽屋、宇治 上林 抹茶豆)
お稽古は皆さんほとんど初めてなので
①お茶の道具の説明から、茶碗、茶杓、茶筅、なつめなどを説明、いつもの英語で道具の表現も
なつめに抹茶を入れる時にどんな形にいれるのかなど
②茶巾(点前でお茶碗を拭くもの)のしぼり方、お点前のなかでもお客様の前で絞ることがあるので
とてもきれいな動作を体験していただきました。
③いよいよおいしい生菓子を選んでいただき、干菓子は私が用意したもので
私がお盆をつかって家庭でもできる略点前でお茶を点て、いただき方をお稽古
④そして、最後に自分で茶筅で抹茶を点てて、召し上がっていただきました。
1時間半すこしで、いろいろ体験していただき、まあ成功かなあと思いましたが
いつものように、茶事のあとの挨拶「後礼」のかわりにメールで感想をいただくという宿題を出しました。
みなさん、ちゃんと「後礼」次の日までにいただきました。
感想はまた明日に・・・

