何ヶ月ぶりだろう
今年の初めに少し話して以来だ
やっぱり
いい
涙が出そうなくらい嬉しかったけど
平静を装い
ツンケンしてみせた
本当は
昨日
彼女への想いを
諦めたんだ
それも
いつもの事なんだけど
でも
今度は本気で
一昨日
僕の誕生日で
彼女と出会ってから
毎年
0時付近にお祝いメールがきてたんだ
どんなプレゼントより
誰に忘れられていても
何よりも
それが
僕の生きがい
彼女から
そのメールが来ればよかった
それでよかった
ただ
今年はこなかった
24日になって
それからの24時間
携帯から目が離せない
彼女からくるメール
そして着信音が聞きたいから
滅多に鳴らない着信音
でも、こなかった
25日になって
今日は来るんじゃないかと
携帯ばかり気にして
やっぱりこなかった
だから
諦めたんだ
僕の誕生日を忘れるくらい
今
彼女には大事な人がいて
その人と一緒にいて
だから
僕どころじゃない
むしろ
僕の誕生日なんて
それ程たいしたものではないんだ
僕との関係も
もしかしたら
どうでもよくて
なんとなく惰性なんじゃないか
そんな風に自分を追い詰めて
諦めた
そして今日
聞きたかった着信音
しばらく出ずに
聞いていた
またいつ聞けるかわからないから
声を聞いて
ほっとした
ずっと聞きたかった声
ずっと聞いていたい笑い声
彼女の笑い声を聞きたいから
僕は何度も笑わせる
そのたびに
やっぱり無理
諦められない
触れないようにしていたけど
彼女が
僕の恋の話をしてきた
『そっちの方はどうなのよ?』
『どんな人と付き合うんだろうね』
『結局、どんな人が好きなの?』
お前だよ
お前しか好きじゃないんだ
お前しか好きになれないんだ
喉まででかかる
でも言えない
この勢いで
この二年間
聞けなかった事を聞いてみたんだ
『お前はどうなんだよ?まだ続いてるの?』
まだ続いていた
僕は絶対別れてるかと思ってたから
意外だった
意外だったけど
なんだかほっとしたんだ
新しい彼氏ができてたり
好きな人が出来てたら
また一年、二年
またなくちゃいけない
でも
今の彼氏なら
僕は勝てそうな気がする
それはちょっと自惚れだけど
『別れる理由がないから』
彼女の放ったこの言葉で
僕は可能性を少しみた
もっと近くに住んでれば
もっと僕にお金があったなら
すぐにでも彼女のもとへいくのに
好きだって言うのに
言いたい
言いたいよ
抱きしめたい
やっぱり大好き
誰よりも好きです
この気持ちは
この気持ちだけは
誰にも負けないんだ
『結婚はどうなの?』
『んーー別に…』
違うんだ
本当は違うんだ
お前と一緒になりたいんだ
寄り添いたい
寄り添ってもらいたい
好きなんだ