こんにちは

先日公開したHOWLING(音源を公開したのが2週間か、早いな笑)に続き、SoundCloudに公開したUTA名義の23曲目のオリジナル楽曲を紹介したいと思います

 

今回紹介するのは「Peacedul World」

「世界平和」をテーマにしたメッセージソングです

 

音源はこちら↓↓

 

 

Peacedul World

歌:YUU(V6)

作詞・作曲・編曲:UTA

 

日本語歌詞

 

僕のこの命が尽き果てる前に 君に伝えたい事があるんだ

 

世界が速度を変えて過ぎてく中

僕はとある疑問を抱いた

皆が言う「平和」とは何なのだろう?

未だ尚 誰も教えてくれない

 

災害のない世界? 病のない世界?

皆の笑顔が絶えない世界?

言う事は違えど共通している思いは

心が満たされていないという事

 

目の前で泣いている君に伝えたい

明日は今日より綺麗な空が見れると

霧に覆われた世界にいたとしても

見つけてみせるさ Glamorous Blue Sky

 

ゲームでは魔物の野望を討つために

勇者が立ち向かい 平和を勝ち取る

正しい事をする人が誹謗中傷される

「平和」とは一体何なのだろう?

 

争いのない世界? 悩み・迷いのない世界?

差別やいじめのない平等な世界?

誤ちを繰り返し 未だ償えずにいる

愚かな僕らに歴史が語る 「平和とは何か?」を

 

夜なき世界では安らかに眠れない

光なき世界では笑う事を知らない

どんなに嫌われようと信念だけは曲げない

諦めないよ 僕一人だけになろうと

 

目の前で泣いている君に伝えたい

明日は今日より綺麗な空が見れると

凍える冬を越え 春が訪れるように

一歩ずつ歩こう 幸福(みらい)へと

 

この手を掴んで 連れてくよ あの空へと

未だ見ぬ世界で溢れる涙 救いに

僕のこの命が尽き果てる前に

この歌に託して伝える

 

この思い 受け継ぎ 叶える 壮大な未来(ゆめ)を

ピースサイン掲げ 叫べ あの言葉を…

 

 

English Translation

 

Before my life comes to an end,

There’s something I need to tell you.

 

As the world rushes forward,

I found myself questioning—

What is this “peace” that everyone speaks of?

Yet still, no one gives me an answer.

 

A world without disasters? A world without illness?

A world where everyone’s smiles never fade?

Though the words may differ, the underlying truth remains—

Our hearts are still unfulfilled.

 

To you, crying before my eyes, I want to say:

Tomorrow’s sky will be more beautiful than today’s.

Even if the world is covered in mist,

I will find it—

That glamorous blue sky.

 

In games, heroes rise to defeat the darkness,

Fighting against evil to reclaim peace.

But in reality, those who do what’s right are ridiculed.

So tell me—what is “peace,” really?

 

A world without war? A world without doubt or fear?

A world without discrimination, where all are equal?

Even as we repeat our mistakes, unable to atone,

History continues to ask us—

“What is peace?”

 

In a world without night, we can never rest.

In a world without light, we forget how to smile.

No matter how hated I become, I won’t bend my beliefs.

Even if I’m left standing alone, I won’t give up.

 

To you, crying before my eyes, I want to say:

Tomorrow’s sky will be more beautiful than today’s.

Just like winter fades and spring arrives,

Let’s take one step at a time, toward happiness.

 

Take my hand—I’ll lead you to that sky.

To a world yet unseen, where tears can be saved.

Before my life comes to an end,

I entrust this song to you.

 

Carry on this wish, make it come true—

That grand dream of the future.

Raise your peace sign high, and shout those words…

 

 

Chaso名義でYouTubeに公開していた34曲目を再編集し、UTA名義で再度公開したものになります

 

...いやぁ、しかし、改めて思ったのですが、この曲は本当に生歌で歌うには上段抜きで相当な勇気と覚悟が要ります笑笑笑

元々ライブで歌うのを想定して作っていたものですが、多分一生涯歌えないというレベルでこの歌詞の中には他の楽曲達とは異なる特別な想いを込めているからです

何せ、テーマが「世界平和」ですからね笑

誰にも知られてないような底辺ボカロPがよくもまぁこんな壮大すぎるテーマで曲を作ったものだと皆様から思われている事でしょう笑

 

けど、作ったもの勝ちです笑

 

他人を批判してばかりいて何もしていない人よりは行動している分まだ良い方かなって思っています

あっ、これ、最近もらったアメブロでの活動初のコメント(削除済み)に対する皮肉を込めて言っています笑

人のやり方に対して揚げ足を取って優越感に浸るのはいいけど、何が言いたいのか意図が全然分からないし、ただ唾を吐きかけられただけで不愉快なので他所行って下さいって意味合いを込めてその閲覧アカウントはブロックしたのですが、まぁしつこいようなら別のアカウントを作ってまた文句を言いに来るのかもしれません笑

こちらとしては初めてもらったコメントで楽しみにしてたのに水を差された気分なので頭にきちゃったわけですが、愚痴をこぼすのは一旦この辺にしておきます

ただ、これだけは言わせて下さい

 

音楽は理屈や技術だけでやるもんじゃないからね

 

 

えぇまぁ少々とっちらかしましたが改めて

今作では「世界平和」をテーマにという事で、僕なりに「平和」とはどういう事なのかについて問いかけ、答えを出すという内容になっています

皆様にとって「平和」とは何でしょうか?

そんな事を考えたりする事はありますか?

考えていないからってそれを非難する事はしませんのでご安心下さい(非難出来る立場でも何でもないので笑)

答えを出すのが難しいのは言うまでもありません

なぜなら、この手のテーマというのは、

 

人の数だけ正義(こたえ)が存在する

 

ので、特定の人間の発案したものだけで決められるものではありません

ただ、紐解いていけば口裏を合わせていないにも関わらずこの地球の上で生きてきた人々と共通している思いに繋がる瞬間にどこかしらで遭遇すると思うので、それを参考にして自分なりの答えを出していくんでいいんじゃないかなとゆる~く考えています笑

故に、僕が今作の歌詞に記したのもその一つ(その世界の主人公が見つけたものと見做して)と思って聴いていただければと思います

そんな中で、狭い世間を渡り歩いた僕なりに感じた大切な事を歌詞(キーワード)にした箇所がいくつかあるので、それを紹介しようと思います

全部で3つあります

 

まず一つ目が、

 

"言う事は違えど共通している思いは 心が満たされていないという事"

 

Aメロ1の後半のこのフレーズ

なぜ皆がこんなにも笑顔が少なく、険しい顔をして生きてばかりいるのか

また、匿名性を盾にしているためなのか?は分からないけど、言葉だけが独り歩きする誹謗中傷という名の心の戦争が止まないのか

それらが示すものが"未来に対する不安や恐怖を言語化したもの"と思えばこうして言葉や態度に現れても不思議ではありません

そうさせる奥底に眠る根本的な原因と思われるものが自分が思うに、

 

心の満たし方を知らない事

 

これを「心が満たされていない」という歌詞に込めています

各々の生きる人生の中で思い通りにいかない事は様々あると思いますが、ではそうした限られた条件の中でどう折り合いをつけて生きていくのかという事を考えて行動しているのかという問いかけがこの「心の満たし方」になります

幸せや満足というのは自分で見つけるものであって他人に与えられてもらえるものでは決してありません

ですが、それに気づけないまま他人に満たしてもらおうという考えが働くせいでいつの間にか他人軸で生きるようになります

様々な理由があるとはいえ、自分の事なのに他人で満たそうとする心の弱さが映し出す幻覚(ビジョン)に振り回され、過剰な期待を寄せては裏切られたと被害者意識を前面に押し出して自らを省みる事をしないといった形で最終的には誰からも相手にされないなんて事になりかねません

自分を満たせるのは自分だけなんです

だからこそ、他人と比べるとかは一切せず、

 

ありのままの自分をたくさん愛しましょう

 

これが心の満たし方の本質だと思います

ナルシスト的な感じで自意識過剰に愛せと言っているわけではなく、良い事も悪い事も全部ひっくるめて等身大な自分を愛する事・認める事が出来て初めて自信が持てるようになり、そのフェーズに達する事で自立する事の意味や幸せを掴む視野の拡大など、人として更なる飛躍が可能となる成長が見込めるわけです

どこぞのネット記事かで見かけたりしましたが、その人を羨むのって結局は煌びやかなほんの一部分だけを切り取って見てるからなんですよね(まぁ、その人が意図的にそうブランディングしている可能性も否定出来ないけども)

本当にその人になりたいのならその人と全く同じ人生を歩む事もひっくるめて愛さないといけないわけだから、その勇気も覚悟もないなら都合の良いように解釈して勝手に騒いではいけませんよ?って退店させられて終わりです

 

僕だってこんなにブログで偉そうに言ってますが、言うほど自信なんてないし、自分の言っている事が絶対解と信じて止まないなんて思ってもいません

ただ、前職までの経験を通じて自分の愛し方を知った事で今まで以上に他人の眼をそこまで気にせずにヘラヘラ笑って生きられるようになった

それだけです

それまでに経験した事を基にして今日まで生きているので、そういう意味で「分をじる」を持って生きているにすぎません

けど、それで良いと思っています

根拠もなしに実力以上の事が出来るようなハイスペック性能は搭載されていませんので、今の自分に出来る事を精一杯やって生きればいい

そのためには他人を羨むのではなく、

 

他人は他人でそうした苦難を乗り越えて今があるんだろうから自分も限られた時間を最大限に大切にしよう

 

これが僕の思う「平和」への第一歩を個々人で描くために必要なマインドの一つかなと思っています

 

 

2つ目は、

 

"正しい事をする人が誹謗中傷される 「平和」とは一体何なのだろう?"

 

Bメロ2後半の歌詞です

この直前の歌詞にRPGゲームに例えた正義と悪のせめぎ合いについて語っていますが、僕達を楽しませてくれる様々なコンテンツには英雄となる主人公達を引き立てるための悪役が必ずといっていいほど存在します

その主人公サイドの正義が最終的には勝つ展開となるように悪役は滅び、ハッピーエンドになる事がほとんどなものが多い事でしょう

最近はこうした昔さながらのシンプルなオチに落とし込む展開ではなく、もっと複雑なものがニーズになっているようですが、それはそれで考える機会が増えて良いのではないかとその風潮に対して個人的には一部賛同しています

いずれにせよ、こうしたコンテンツ上では意図的に悪役サイドが悪いように仕立てないと物語として成立しませんし、臨場感にも欠けたりしますから多少主人公サイドの行動や言動に「?」となったとしても、その留飲は下げざるを得ません

 

ですが、今の世の中はどうでしょうか?

昔さながらの「正義は必ず勝つ!」の方程式通りになっているでしょうか?

むしろ、その正義が悪役側の正義とでも言わんばかりに叩かれたりする事ってありませんか?

 

ここで今一度今作の歌詞解説の最初に語ったこのワードをもう一度持ち出します

 

人の数だけ正義(こたえ)が存在する

 

SNSが発展し、誰もがネットの世界に出入り出来るようになった事でみんなが英雄であり、みんなが悪役でもあるという皮肉な展開・論争が関係各所で勃発しているのがこの現代社会の全容と個人的には感じています

人の数だけ正義(こたえ)があるんだからこの世に生きる万物から満場一致で「正解っ!」と言ってもらえない可能性の方が明らかに高いというのは容易に想像出来るかと思います

たった一人でも反論する人が存在したらグレーゾーンになるわけですから、極端な純度100%のの世界を創る事は事実上不可能なのは言うまでもないでしょう

それこそ、無人島で古城でも立てて生活するとか、家族単位のほんの数人程度のミクロなコミュニティ内を「世界」と称するのであれば成立させる事は出来るとは思います(ちょっと屁理屈だけど笑)

 

そんな感じで、極端なかで決めつけられないグレーゾーンの世界を生きている現代社会で純度100%の絶対的な正義を語るのは非常に難しい事です

そもそも背景や文脈を読み取らずに何でもかんでも目に映るものや聞いたものだけを切り取ってかを決めて批判するという事自体本来的には出来ない事なはずですが、声を上げれば誰かしら反応してくれるだろうと信じてるのか、ネットに蔓延るこの手の者達は基本的に感情任せなのとマウントを取りたい精神から己の正義を無理やりにでも押し通しがちです

んで、冷静に文章を読み解いてみると、びっくりするほどに的外れな事を発言している事が多いです

それを強く感じるのは具体的なポイントを指示して発言していない事

 

つまり、主語がない

 

議論の対象としているはずの主語(キーワード)らしきものが不明確(無いに等しい)な上に自分の言いたい事を一方的に突き付けているだけなので、単に互いの主張を言い合ってるだけでの構図になっています

ちなみに、僕が遭遇したこの手の事例のほぼ全てが「ミックス」に関する事でした(だからミックス憎しと散々言っています笑)

この場をお借りして改めてお伝えしますが、僕は自分の描きたい世界を音にして表現するというのを音楽活動における主目的としているため、ミックスは二の次(原案よりも優先度低い)としています

 

つまりはこういう事です

耳を通じて身体でその臨場感を体感するものと思っていますので、ミックスが全てとか言いふらしてる数字大好きテクニカルメン達とは全く異なるプロセスを踏んでいます

誤解のないよう申し上げますが、決してミックスを蔑ろにして良いと言っているわけではなく、原案が良くてミックスも初めて生きてくるという作業工程上の観点から"ミックスさえ良ければ全て良し"という世の風潮に対して一石を投じているにすぎません

 

随分と捻くった表現をしましたが、ミックス志向主義の方々はこの作業工程の概念をおそらくこう見てると思います

まぁ、別に僕は"日本一ミックスが下手くそなボカロP・DTMer"と名乗ってもいいくらいにミックスは過度に気にせずやってますからね笑

むしろ、そんな小さな事で音楽を作っちゃいけないなんて刷り込みで僕以上に才能があるかもしれない人が埋もれていくくらいなら、

 

あぁ大丈夫大丈夫、ミックスが超下手くそなのに偉そうにブログ書いたり曲作ってる奴がここにいるからこいつみたいにならなければいいよ笑

 

って言って僕を紹介してくれても構いませんし、むしろ自ら宣伝してやります笑笑笑

底辺な奴がいた方がもう少し安心して曲を作れると思いますしね

これでもSoundCloud上では海外の方々から多少ウケは良いっぽいし、そこまでミックスに縛られなくてもいいというのを一応実地で証明している事から音楽で大事なのはそこじゃないってこちらは理解していますので、ミックス下手だから何?って感じで気にせずやってます笑

 

 

大分脱線してしまいましたが、人の数だけ正義があるという事で、より平和とは何なのかが複雑化してきているという疑問を提示たのが2つ目に紹介したフレーズとなります

自分が正しいと正論をつきつけてもそれが正論として届かない場合には、相手の正義を受け止める事が出来ていない可能性を疑い、互いに和平する協力体制をとるといった形で個々人の正義が上手に溶け込み合い、みなが幸せになる方法を見つけていくというのが大切だと思い、こうした疑問提示を歌詞に込めて投げかけました

 

 

3つ目はCメロ後半の、

 

"どんなに嫌われようと信念だけは曲げない 諦めないよ 僕一人だけになろうと"

 

です

随分とまぁエゴの塊みたいなフレーズではありますが、夢を叶えるとか、目標を達成するとかって結局こうなるものだと思います

やり方は違えど、実際に世の中で成功している人達は誰よりもこの傾向が強い人達だと思いますので、僕自身もそういう気持ちで成し遂げたい事に向かって命ある限り走り続けたいと思っています

 

ただ、誤解のないように補足しますが、「信念を曲げない」のと「自分を変えない」は似ているようで違います

ここで言う信念とは、言葉の通り「自分自身の行動規範の基になる哲学」を意味しています

堅苦しく言うなら自分に課した「行動規範」という奴ですね

一方で、「自分を変えない」というのはどういう意味で用いているのかというと、

 

過去の成功体験や栄光にしがみついたまま最高の自分のままでいたいと自らの時を止めたまま生きる事

 

ある種の不老不死的な考えと思っていただければと思います

両者の違いは「視点」の違いです

前者は哲学がベースになっているため、周りが変化したとしても自分のやりたい事が結果的に叶うならそれでOKというある種の楽観性を秘めています

多少不格好であっても自分の望むものが手に入るならそれでも構わないという点で言えば、それが激動する現代社会において柔軟に対応する強かさとも言えるので、歌詞にもあるように例え一人ぼっちになったとしても願いし想いを遂げるために我が道を進み続けられる強さでもあります

本当の意味で自分の人生に責任を持つという自立した大人という定義を自分なりにこのフレーズに込めています

 

一方、後者は哲学は仮にあったとしても、美化すべき過去の自分に酔い続けているせいで現実との折り合いがつけられない「身の程知らず」と化します

なぜこう言い切るのかと言うと、この手の人達は自分自身を完璧と称しているため、

 

自分を変える=自分を否定する

 

という方程式を成立させる悪い意味でのプライドを守る傾向にあるからです

しかし、「自分を変える」という言葉には、

 

自分の表し方を変える

 

といった言葉が隠れていたりするので、過去の自分すらもなかった事にするかの如く鞍替えするといった大事にするようなものでは実はないんですよね

 

前職で働いていた時に職場の先輩方から観葉植物の「パキラ」をいただいてかれこれ4年弱近く毎週水やりをしているのですが、当時もらったまま鉢は一切変えずに水だけをあげています笑

現職でも職場内にパキラを育てたりしているのですが、やはり鉢を変えたり、土を変えればニョキニョキと立派に育つみたいですね

うちの子はうちの子で一時期ビヨビヨと葉っぱを増やして可愛らしかったのですが、娘っ子がちぎったりして1回?鉢毎ひっくり返すというトラブルを起こしたので、上層部だけ残して根元部分が寂しい状態に今はなっています笑

 

彼らは彼らで自分のあるべき姿というものがあって、例えそれがどんな場所にいようとも各々の使命を全うせんと僕らに感動を与え続けています

けどそれはパキラ達が人工的に遺伝子組み換えされた感じでサイボーグ化したりしたわけではなく、そのままの姿で咲かせ方を変えているだけにすぎません

 

このように、環境が変われば嫌でも適合せざるを得ないため、「過去のままがいい!」「この通りじゃないとダメなんだ!」と言い張って意固地になっても何も良い事はありません

一生このまま同じなんて事はあり得ないからこそ、状況に応じて自分の成し遂げたい事をどう成立させるかと知恵を振り絞って生き続ける事が大切になります

 

やるは変えずとも、やりだけ変える

 

これがミソです

 

...この手の事を語り出すと迷走するのでここまでにします笑

それくらい色んな想いが詰まっているんだなって事が伝われば幸いです

まずは自分の属するコミュニティからでも良いので、こうした心意気で日々の平和を手にする挑戦をしていけたらと思っています

そういう人が増えていけばやがて大きな輪となって本当の意味でみんなで笑い合える日が来ると信じて…

 

 

ここからはいつも通りコード進行の解説に移ります

 

通常コード表記

Key=F

BPM:169

 

冒頭サビ(Key=E♭)

N.C., 、、、

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|G7, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|

 

間奏1-1(Key=E♭)

|E♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|B♭sus4, 、、、B♭7, 、、、|

|E♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、N.C., 、、、|

 

間奏1-2(Key=E♭)

|E♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|Gm, 、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|

 

Aメロ1 (Key= E♭)

|E♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|Gm, 、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|E♭, 、、、、、、、|A♭, 、、、、、、B♭, |、、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|Gm, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|

|Fm, 、、、、、、、|B♭sus4, 、、、B♭7, 、、、|E♭, 、、、、、、、|、、、、Fm, 、Gm, 、|

 

Bメロ1 (Key= E♭)

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|Gm, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|D♭, 、、、、、、E♭, |、、、、Fm, 、Gm, 、|

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|G7, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|

|A♭, 、、、、、、、|F7/A, 、、、、、、、|B♭sus4, 、、、、、B♭7, |、、、、N.C., 、、、|

 

サビ (Key= E♭)

|E♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|A♭, 、、、B♭, 、、、|E♭add9/F, 、、E♭, 、、、、|

|Cm, 、、、、、、、|Gm, 、、、、、、、|D♭, 、、、、、、E♭, |、、、、Fm, 、Gm, 、|

|A♭, 、、、、、、、|B♭, 、、、、、、、|G7, 、、、、、、、|Cm, 、、、、、、、|

|Fm, 、、、、、、、|B♭, 、N.C., 、、、、、|

 

間奏2-1(Key=E♭)

|E♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|B♭sus4, 、、、B♭7, 、、、|

 

間奏2-2(Key=E)

|E♭, 、、、、、、、|、、、、、、、、|A, 、、、、、、B, |、、、、、、、、|

 

Aメロ2(Key= E)

|E, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|

|A, 、、、、、、、|E, 、、、、、、、|A, 、、、、、、B, |、、、、、、、、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|F#m, 、、、、、、、|Bsus4, 、、、B7, 、、、|E, 、、、、、、、|、、、、F#m, 、G#m, 、|

 

Bメロ2 (Key= E)

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|D, 、、、、、、E, |、、、、F#m, 、G#m, 、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#7, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|A, 、、、、、、、|F#7/A#, 、、、、、、、|Bsus4, 、、、B7, 、、、|

 

間奏3 (Key= E)

|E, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|A, 、、、B, 、、、|Eadd9/F#, 、、E, 、、、、|

|C#m, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|D, 、、、、、、E, |、、、、F#m, 、G#m, 、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#7, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|F#m, 、、、、、、、|Bsus4, 、、、B7, 、、、|

 

Cメロ (Key= E)

|E, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|A, 、、、B, 、、、|Eadd9/F#, 、、E, 、、、、|

|C#m, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|D, 、、、、、、E, |、、、、F#m, 、G#m, 、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#7, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|A, 、、、、、、、|F#7/A#, 、、、、、、、|B♭sus4, 、、、、、B♭7, |、、、、、、、、|

|E, 、、、B, 、、、|

 

ラスサビ前1 (Key= E)

|E, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|A, 、、、B, 、、、|Eadd9/F#, 、、E, 、、、、|

|C#m, 、、、、、、、|G#m, 、、、、、、、|D, 、、、、、、E, |、、、、F#m, 、G#m, 、|

|A, 、、、、、、、|B, 、、、、、、、|G#7, 、、、、、、、|C#m, 、、、、、、、|

|F#m, 、、、、、、、|Bsus4, 、、、B7, 、、、|E, 、、、、、、、|、、、、、、、、|

 

ラスサビ前2

|F, 、、、、、、、|B♭, 、、、C, 、、、|

 

ラスサビ1

|F, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|B♭, 、、、C, 、、、|Fadd9/G, 、、F, 、、、、|

|Dm, 、、、、、、、|Am, 、、、、、、、|E♭, 、、、、、、F, |、、、、Gm, 、Am, 、|

|B♭, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|A7, 、、、、、、、|Dm, 、、、、、、、|

|Gm, 、、、、、、、|Csus4, 、、、C7, 、、、|、、、、Gm, 、Am, 、|

 

ラスサビ2

|B♭, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|A7, 、、、、、、、|Dm, 、、、、、、、|

|Gm, 、、、、、、、|C, 、N.C., 、、、、、|

|F, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Gm, 、、、Am, 、、、|

 

アウトロ1

|B♭, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|Am, 、、、、、、、|Dm, 、、、、、、、|

|B♭, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|E♭, 、、、、、、F, |、、、、Gm, 、Am, 、|

|B♭, 、、、、、、、|C, 、、、、、、、|A7, 、、、、、、、|Dm, 、、、、、、、|

|Gm, 、、、、、、、|Gm7/C, 、、、Fadd9, 、、、|

 

アウトロ2

|F, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Csus4, 、、、C7, 、、、|

|F, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、N.C., 、、、|

|F, 、、、、、、、|、、、、、、、、|Fin.

 

:ノンダイアトニックコード

 :2/4拍子

,:16分音符間隔

、:8分音符間隔

 

 

ディグリーネーム表記

Key=F

BPM:169

 

冒頭サビ(Key=E♭)

N.C., 、、、

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|

 

間奏1-1(Key=E♭)

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、N.C., 、、、|

 

間奏1-2(Key=E♭)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|

 

Aメロ1 (Key= E♭)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、、、、Ⅴ, |、、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

 

Bメロ1 (Key= E♭)

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅱ7/♭Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、、、Ⅴ7, |、、、、N.C., 、、、|

 

サビ (Key= E♭)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴ, 、N.C., 、、、、、|

 

間奏2-1(Key=E♭)

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|

 

間奏2-2(Key=E)

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅳ, 、、、、、、Ⅴ, |、、、、、、、、|

 

Aメロ2(Key= E)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、、、、Ⅴ, |、、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

 

Bメロ2 (Key= E)

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅱ7/♭Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|

 

間奏3 (Key= E)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|

 

Cメロ (Key= E)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅱ7/♭Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、、、Ⅴ7, |、、、、、、、、|

|Ⅰ, 、、、Ⅴ, 、、、|

 

ラスサビ前1 (Key= E)

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|

 

ラスサビ前2

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|

 

ラスサビ1

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

 

ラスサビ2

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅴ, 、N.C., 、、、、、|

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅱm, 、、、Ⅲm, 、、、|

 

アウトロ1

|Ⅰ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅳ, 、、、Ⅴ, 、、、|Ⅰadd9/Ⅳ, 、、Ⅰ, 、、、、|

|Ⅵm, 、、、、、、、|Ⅲm, 、、、、、、、|♭Ⅶ, 、、、、、、Ⅰ, |、、、、Ⅱm, 、Ⅲm, 、|

|Ⅳ, 、、、、、、、|Ⅴ, 、、、、、、、|Ⅲ7, 、、、、、、、|Ⅵm, 、、、、、、、|

|Ⅱm, 、、、、、、、|Ⅱm7/Ⅴ, 、、、Ⅰadd9, 、、、|

 

アウトロ2

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|Ⅴsus4, 、、、Ⅴ7, 、、、|

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、、、、、|、、、、N.C., 、、、|

|Ⅰ, 、、、、、、、|、、、、、、、、|Fin.

 

:ノンダイアトニックコード

 :2/4拍子

,:16分音符間隔

、:8分音符間隔

 

 

語るポイントはBメロやサビに登場する

 

D♭(♭Ⅶ)→E♭(Ⅰ)

 

のサブドミナントマイナー「D♭Maj(♭Ⅶ)」くらいでしょうか(Bメロ1を例に)

サブドミナントマイナーはマイナーキーにおけるコードの機能の一つです

サブドミナントのマイナー版と言うと語弊がある(マイナーキーにもサブドミナントがあるから)のですが、今作では結果的にsus4代わりに差し込んだ形で使っています

 

先程も話したように、サブドミナントマイナーという概念はマイナーキーにおいて存在しますので、本来メジャーキーには存在しません

つまり、他のキーからサブドミナントマイナーの機能を持ったコードを組み込まないと成立しないモーダルインターチェンジを使った組み立て方をしています

 

結論は上の画像の通り、同主調であるKey=E♭mのD♭Maj(♭Ⅶ)から借用したものです

僕の言葉で説明するなら、モーダルインターチェンジというのは、「そのキー(今回:Key=E♭)の主音(今回:E♭)を含むコードが所属するキー(今回:Key=E♭m)のコード(今回:D♭Maj)を借り入れてコード進行を組み立てる方法」です

このサブドミナントマイナーはその一環として機能するコード進行の応用編です

 

興味深いのが、同主調拝借の場合にディグリーネームがそのまま使えるという事

二次ドミナントのように全く異なるキーからの拝借する場合は原曲キーのディグリーネームに合わせてローマ数字を変えるというのがよくあるパターンですが、同主調においては主音が同じ故にディグリーネームの配置もほぼ同じなので、原曲キーに合わせずともディグリーネームをそのまま使えるのです

当然メジャーキーにおいて♭Ⅶというコードは存在しないため、「同主調のサブドミナントマイナーを使っているのでは?」という予想が立てやすいのもサブドミナントマイナーを組み込んだコード進行の勉強にもなります

既存曲のメジャーキーで♭Ⅶらしきコードを見つけた際にはその後に続くコードがⅠMaj(ⅠM7)かどうか確かめて見ると良いかもしれません

 

さて、話を戻しますが、今作においてsus4代わりに使ったと話したのですが、セオリー通りに行くならば、

 

①A♭(Ⅳ)→B♭(Ⅴ)→D♭(♭Ⅶ)→E♭(Ⅰ)

②A♭(Ⅳ)→B(♭Ⅵ)→D♭(♭Ⅶ)→E♭(Ⅰ)

or

B(♭Ⅵ)→D♭(♭Ⅶ)E♭sus4(Ⅰsus4)→E♭(Ⅰ)

 

B♭Maj(Ⅴ)もKey=E♭mのBMaj(♭Ⅵ)に変えて「SD→SDm→SDm→T」といった感じにするか、A♭Maj(Ⅳ)をKey=E♭mのBMaj(♭Ⅵ)に変えて「SDm→SDmTsus4(何でも良い)→T」っていう風にしても良かったかもしれません

プロトタイプを作っていた当時の僕はおそらく覚えたての俄かな知識で①のようにしていたんだと思いますので、おそらくはE♭sus4(Ⅰsus4)代わりに使ったものと考えられます

いずれにせよ、サブドミナントマイナーの使用方法について参考になれば幸いです

 

 

コード進行で新たに語る内容はこれだけです

歌詞で熱語りしすぎてバランス悪いですが、最後に楽曲編成について話して終了したいと思います

 

今作は元々Key=Eで制作していたのですが、最近Key=Eの曲が増え出したので少し変えようとKey=E♭→Fへ断続的に上昇する2段上昇転調を採用した事と、後半のフレーズを一部変更したり、追加フレーズを挿入するなど現行の形にプチリメイクして再度世に放ちました

特に苦労したのが左のリズムギター(原音:ストラトキャスター)の和音弾き

これだけ転調を扱っておいて難ですが、本当はあまり転調が好きではないんです

キーが変わる事で曲の雰囲気が変わるのは確かなので、インパクト重視で転調を用いるのはアリではありますが、これがギターにとってはかなり泣きを見るものになるのです

特にコード(和音)弾きでそれを嫌というほど味わう事になります

 

すいません、めんどくさいのでこちらはKey=D#として#表記したものをそのまま持ち出しました笑

これは僕が自分用にExcelでまとめた各メジャーキー毎のCapoに合わせたフレットポジションをまとめたものです(Key=D#を例に)

は開放弦、つまりカポで押さえているフレットを意味しており、それぞれのコードの音を鳴らすために押さえる弦毎のフレットをで表記しています(は触れない場所として表記)

上記画像は元々はKey=C Capo:0という通常チューニングの状態での開放弦を含めたフレットポジションがベースとなっており、それをカポタストを使って3フレット目を開放弦にする形でセッティングした結果全ての音がKey=D#になるという+3移調した状態を示しています

この後話す事の事前情報として、D#M7(ⅠM7)とG#M7(ⅣM7)、A#7(Ⅴ7)の特徴をよくよく覚えておいて下さい

というのも、この3つのコードは音の並び的に1オクターブ内で(R, M3, P5, M7(m7))という配置となっているからです

 

R:ルート音(主音)

M3:長3度

P5:完全5度

m7:短7度(Ⅴ7のみ)

M7:長7度(Ⅰ・ⅣM7)

 

Fm7(Ⅱm7)やCm7(Ⅵm7)の弾き方とは異なり、ピアノのようなコード弾きが理論上可能となっている弾き方になるのですが、今作のような半音上昇転調が混在すると、次のKey=Eではこういう弾き方になります

 

は個人的に和音弾きするのがこれ以上厳しくなるであろう領域の境界線を意味して表記しています(実用性を考えると10フレット目までが限界かな)

どうですか? Key=E♭のCapo:3との違いが分かりましたか?

ギターの仕様上の問題なのか、半音転調になると開放弦を使った和音弾きが出来るパターンがなく、全てバレーコードになってしまうのです

しかも、EM7(ⅠM7)のような5弦ルートのメジャーコードは7度音を抜いたら2~4弦のフレットが一列(2:G#4、3:E4、4:B3)になるため、高難度なコードに化けます

僕だったら中~小指も使って1フレットずつ押さえて1弦まで含めて弾くか、1弦を省略する形で薬指で1弦まで一気に押さえるかのどちらかを選択しますが、そんな事よりも重要なのはEM7(ⅠM7)、AM7(ⅣM7)、B7(Ⅴ7)の3つが半音上昇転調した事で全てバレーコードになってしまった事です

音の並びは全てバレーコードに倣って共通しているものの、転調前(Key-E♭)の時のようなオープンコードではなくなってしまったので、音の響き方が同じではなくなってしまっています

 

本来転調というのは曲内移調を意味するものなので、転調前と音の配置が大きく異なるというのは全く別の曲が共存するような感じになってしまうので、非常によろしくない状態です

かといって、同じフレットポジションで演奏したいからといって演奏中に無理にカポタストを変えて固定が甘かったら部分的なミュートであったり、音のブレというリスクが生じてくるので現実的ではありません

これがパワーコード主体でやるなら大いに構わないのですが、和音弾きだと話が変わってくるというのは、直近でお見せした2枚の画像にて明白なのは火を見るよりも明らかでしょう

ちなみに、最終段階のKey=Fだとどうなるかと言うと、

 

多分こうなります

もうメチャクチャですね笑

A#M7(ⅣM7)に至ってはKey=E♭のA#7(Ⅴ7)のローポジション弾きになってるし、FM7(ⅠM7)とC7(Ⅴ7)もルート音のフレットローポジションがKey=Eの時より1弦高いしで全然響き方が違います

もちろん、この3つともハイポジションで弾けばKey=Eの時の弾き方をそのまま引き継げるから本当はそれが好ましいのですが、先程も話したように、ボディ側(高音域)に進むほどフレットが狭くなってくるので和音弾きが難しくなっていきます

こんな状況で最初のKey=E♭の時から弾き方を変えずに引き継げているのはⅢ(F~G)m7、Ⅵ(C~D)m7、Ⅶ(D~E)m7(♭5)の3つのみです

 

これらの例をご覧いただいてお分かりいただけたと思いますが、ギターの和音弾き(しかもオープンコード込みで)で転調にも対応するというのは土台無理な話なのです

じゃあ今作においてどうやってこの転調だらけの中で和音弾きを成立させたのかと言うと、たった一つだけそれが可能とする方法があるからです

パワーコードが最大のヒントなのですが、

 

全部バレーコード弾きにしてしまえばいい

 

これで解決しました笑

5弦ルートのメジャーコード関連は諦めて1弦カットした状態で再現しています

このようにすればどのキーでも弾き方は同じになるので、11フレットに差し掛からない範囲であれば今作のような上昇転調も可能になります

 

だがしかしっ! だ・が・しかしっ!!!

 

ここでもう一つの問題が発生したのです

それは、

 

E♭2が通常チューニングで存在しない事

 

ギターの宿命とも言える大問題です笑

そうなんです

ギターの通常チューニングの仕様上、最低音域がE2となっているので、E♭2以下を使ったコードが組めないのです

そのままだとE♭3を使った曲作りをせざるを得なくなるため、力強さに欠ける軽い感じの楽曲になってしまうんですよね...

これはベースも同じで、通常チューニングだとE1までなのでE♭1が使えない

そこで止むを得ず発動したのが、半音下げチューニング

ギターもベースも最高音域(E2→E♭2、G4→G♭4)が犠牲になりますが、まぁ特にリズムギターにおいて使用する音域的に高音域を駆使するという事はないので実際痛くも痒くもないんですけどね笑

 

そんな感じで今作の2段階転調かつ和音弾き再現をこのようにして行いました

 

あとはリメイク前と異なるのがシンセの音を増やした事でしょうか

プロトタイプの時は「Wurly EP」と「Saw Synth」だったかな?

エレクトリックピアノ(以降EP)を含めたこの2つの使い分けとしていたのですが、この組み合わせを大きく変更し、

 

ブースター(感情増幅)役:Growl Bass Sidechain(Vital収録)、OB Brass

彩り役:EP Bright World、EP Wummy

 

の計4つを使いました

特徴的なのが彩り役で使った2つのEP

後者のEP Wummyはプロトタイプの時に使っていたWurly EPの代用になるのですが、この音を使いたかった理由がKey=Eとの相性が非常に良かったからです

ただ、Key=E♭・Fとの相性はあまり良くなかったので、それをEP Bright Worldでカバーしているという感じです

EP Bright Worldはどちらかと言うと流星や夜空をイメージするような音なのでKey=E♭との相性が良い事から数ある音を様々吟味した結果採用しました(何となくKey=E♭は自分の中で夜のイメージ)

 

 

曲とは関係のない話もグダグダ織り交ぜて久々にガッツリ書きましたが、これにてPeaceful Worldの解説を終了します

長いので時間をかけてじっくり読んでみて下さい

 

毎度毎度暑苦しくて恐縮ですが、次回も楽しみにしていただけると嬉しいです

 

それではまた、次のブログでお会いしましょう

 

(^ ^)ノシBye Bye

 

 

サブドミナントマイナーの参考元

サブドミナント・マイナー・コードとは?【エレキギター博士】

 

モーダルインターチェンジ

モーダルインターチェンジ(借用和音)徹底解説!

 

終止保留

メジャー・ダイアトニック・コード【エレキギター博士】

 

著作権

コード進行に著作権なし!作曲の悩みを軽くする音楽理論不要のメソッド - ギターサークル ▼ K on Pick

 

 

※ジャケット画像:太郎様

 

 

※Endless Storyの音源動画用のワンシーンを活用し、ジャケット画像用に編集したもの