こんにちは

少し日が空いてしまいましたが、先日公開した東方自作アレンジ「宵闇を照らす天空の京桜」同様、再Up的な意味合いを込めて制作経緯なども含めて1年以上前に公開していた当ブログを最新版として更新しました

改めて、今回紹介する東方自作アレンジは35作品目として制作した「Stare at the future」

 

「未来を見つめる霍青娥」をテーマに、東方神霊廟の4面道中ソング「デザイアドライブ」をハードロックでアレンジしたものです

 

ここでは公式の設定を基に「青娥の過去を語る」というifストーリー付きの語り手風の物語の内容を公開します

 

動画はこちら↓↓

 

:Chaso

:霍青娥

 

今日も良い天気ですわね♪

 

雨上がりの光射す青空の下、紫陽花に囲まれながら大人びた笑みを見せる霍青娥

しかし、彼女の生い立ちやこれまで歩んできた経緯について知る人はあまりいない

彼女は一体何者なのか

そして、彼女は幻想郷で暮らし、今現在何を考えているのか

今回は霍青娥について知る限りの事を少し語ろうと思う

 

全てが謎のベールに包まれている彼女だが、推定年齢は1400年以上

見た目は30代くらいなのになぜそんなにも長く生き続けていられるのか

なぜそれだけの年月が過ぎても端麗で美しい容姿と若さを保っていられるのか

当然幻想郷にはごく一般的な人間も生活しているので、幻想郷入りすれば誰もが彼女のようになれるわけではない

あの不老不死のような生命力と若さと美貌は、長年の修行を経て手に入れた仙術によるものであると言われている

しかし、彼女は正確には仙人ではなく、

 

邪仙

 

とある理由で天から仙人と認められず、邪仙へと堕ちていったのだ

しかし、事実を受け入れられない本人は自分を今もなお仙人であると言い続け、自分の存在を多くの者に知らしめている

 

元々彼女は人間であり、既婚者だった

「霍」という名字も夫の性を名乗っているようだが、家族はどうしたのだ?という疑問を皆抱くだろう

一説によると、彼女は仙人となった父親の事が忘れられず、霍家に嫁いだ後も仙人になる夢を捨てきれないまま家でも仙術の書籍を読み漁っていたらしい

終いには学んだ仙術で自分は死んだと家族を欺いて仙界に旅立ったのだ

その後、仙人になるためにいくつもの死線を乗り越え、数多の修行を重ねる中で仙人の力を体得し、見た目は若いまま不老長寿になる事が出来た

ここ最近の話だが、彼女が仙人になろうとした本当の理由として、家族と永遠の時を過ごす術を得るために仙人になろうとしたのではないかという説が新たに浮上した

 

仙人となった青娥は喜び勇んで家族の元に帰るのだが、家族の姿はもうない

仙人なるためと言って家族の元を去ってから1400年もの時が経っていたのだから無理もない話である

自分がいない間、家族はどう過ごしていたのだろうか?

己の行動を呪うように泣き叫びながら見知らぬ亡骸を強く抱きしめる青娥

家族を守るためにしてきた事が全て気泡に帰したのだが、彼女に更なる残酷な現実が待ち受ける

自分の目的のために愛する家族の人生をも捨てた残忍かつ非道な振舞いが目に余り、天から仙人と認められず、「邪仙」へと堕ちていったのである

 

元来青娥は子煩悩でもあり、自分の子供を溺愛していたという記録も残されている

 

もう家族に会えないというのであれば

 

彼女が取った行動が死者蘇生

家族の代わりにとの思いで抱きしめていた亡骸を蘇生させる事に成功する

その亡骸は古代日本人である「宮古芳香」であった事が後に判明する

残念ながら完全なる人間として蘇生させるだけの術を体得出来ていなかったため、キョンシーとして蘇らせる事しか出来なかった

 

あなたは私が守り抜いてみせる

 

かつて共に生活していた愛する我が子を愛でるように芳香を抱きしめる青娥

こうして、ネクロフィリア(死体愛好家)としての噂が流れ、人々から恐れられる存在となっていく

 

その他にも、幼少期に青娥は父親が仙人であるという事を周りに自慢していた性格が災いし、仙人の力を得て以降、自分の力を他人に見せびらかす衝動に駆られて様々な問題を各地で起こしていく

まるで目立ちたがり屋の子供のような幼稚さだが、彼女のこの軽率な行動が、後に語られるとある宗教戦争を生み出してしまったのである

 

とある日本の地で青娥にそそのかされた豊聡耳神子が道教の秘術で尸解仙となり、生ける伝説として人々から更なる信仰を集める計画を幻想郷にて企てていた

その計画の危険性に気付いた聖白蓮が霊廟の真上に命蓮寺を建て、神子の復活を阻止する行動に出る

こうして仏教vs道教の宗教戦争が勃発し、後に幻想郷中を巻き込む「神霊廟異変」へと発展していったのだが、この異変の真の黒幕が霍青娥であった事が後に明らかになる

 

あの時はごめんなさいね~♪

 

後日、あの異変の件で廟組を代表して霊夢に謝罪しに行ったそうだが、当の本人がこんな調子なので、霊夢も呆れて物が言えなったようだ

霊夢がこう思うのも無理はない

あの異変の首謀者が厚顔無恥な面立ちで眼前をふよふよ浮きながら自分の側にいて全く反省している様子が見られないのだから

これも後に調べて分かった事なのだが、あの神霊廟異変の後に霊夢に謝りに行ったのは建前で、本当は霊夢の中に秘められた道(タオ)に興味があり、弟子入り目的で近づいていたらしい

彼女のこんな人間性を天は見抜いていたからこそ、彼女を仙人と認めなかったのだろうと考察する

こうなってくると、家族愛という説も疑わしいところである

 

あなたのおかげで毎日が楽しいわ♪

芳香、側にいてくれてありがとう

 

かつて共に過ごしていた我が子のように芳香を愛でる青娥

キョンシーにしてまで死体を復活させるというのは趣味が良いとは言えないが、自分の本心を隠して家族を置き去りにしてしまった彼女に出来る精一杯の償いのつもりなのかもしれない

お調子者で人騒がせな青娥だが、その明るく振る舞う陽気で気さくな性格のおかげか、どことなく憎めないところが世当たり上手である所以だろう

当然、彼女のしてきた事は人として許されぬ事が多いが、幻想郷はそうした罪人さえも受け入れる

 

デザイア(欲望に)ドライブ(駆り立てられる)

 

この原曲は、そんな彼女の生き様を示しているような魅力の詰まった好きな楽曲の一つである

 

という事で、の知る限りの霍青娥という一女性の生い立ちについて見てきたわけだが、皆様の眼には彼女がどう映っただろうか

遠くで見る分には大変魅力的ではあるが、あまり関わりたくないのが正直なところである(^ ^;)

命がいくつあっても足りない...

 

あら、こんなところで何を話されているんですか?

 

あっ、青娥さん

いえ、大した話はしていませんよ(^ ^;)

 

二次創作だからってあまりいい加減な事を話してはいけませんよ?

おいたが過ぎるようでしたら、あなたも芳香みたいに愛でて差し上げちゃいますよ?(´∀`#)

それと、私は永遠の18歳です❤

 

お~怖い怖い(^ ^;)(あれ、どこかで聞いた事ある台詞が混ざってるような…)

あっ、そうだ

青娥さん

 

はい♪ 何でしょう?

 

青娥さんはこの先どんな未来を歩みたいと思っているのか教えてもらえないかな?

この曲、「Stare at the future」って曲名にちなんで、青娥さんの未来について最後に視聴者の皆さんに伝えたいからさ

 

う~ん、そうですねぇ

こうして芳香と暮らせて十分幸せではあるんですけど、やっぱり

 

やっぱり?

 

廟組の皆さん(かぞく)とこれからも楽しく過ごす事でしょうか

 

この物語は、東方Projectの公式の設定を基にしてうp主が制作した二次創作物です

生きづらい世の中ではありますが、霍青娥の人生を反面教師にしていただき、自身の欲望に溺れて大切なモノを失わないよう日々の生活を送って下さい

そんな皆様の人生を、音楽を通じてこれからも応援していきたいと思います

 

 

制作経緯など細かい話はnoteに移行しました↓↓

 

 

物語の参考元はこちら↓↓

 

 

SoundCloudに最新音源公開中↓↓

 

 

※ジャケット画像:太郎様

 

https://x.com/taro_0211_?s=20

 

※Endless Storyの音源動画用のワンシーンを活用し、ジャケット画像用に編集したもの