チャシロ宅の階段はストレート階段。
別にストレート階段を希望したというわけではないのだが、希望の間取りに一番しっくり収まってたのがストレート階段だった。
しっくりきてるもんだから最初階段なんて全然気にも留めてなかった。
でも
「ストレート階段って落ちたら危ないんとちゃうか...?」
という疑問が打ち合わせ中盤あたりで沸き起こった。
なのでそのまま積水ハウスの設計に聞いてみた。
そうしたところ、
設計「ストレート階段が危険だとは一概に言えません」
「というよりむしろ安全な部類です」
「階段での事故は曲がりながら登る回り階段での発生件数が多いんです」
「ストレート階段はそういった階段に比べて登りやすく安全な階段になります」
と、はっきりと言い切られた。
まぁ一旦は「なるほど」と納得したものの、やっぱり気掛かりな部分でもあったので自分でも調べてみた。
とりあえず「階段 安全」で検索すると、めちゃくちゃ色んな意見が出てきた。
ここで初めて階段にも色々あるということを知る。
ただ、階段の安全性に関してはすぐに納得のいく答えは出てこなかった。
なんというか、みんなだいたい言ってることは一緒なんだが細かいところで違ってたり、
チャシロのイメージ同様に
「ストレート階段は落ちたら真っ逆さまだから危険!」
みたいな意見も度々見られた。
こうなってくると
「色んな意見があって何が安全なんかよくわからん...」
みたいな状態になってきた。
そんな中、自分の中で信じられる判断基準としたのはフラット35のS技術基準。
「金が絡むところでテキトーなこと言わんやろ」
というゲスい判断基準です。
そしてこれが参考にしたQ&A。
1)のストレート階段ならバリアフリー基準に適合していて、曲がり部を作るとしたら踊り場にするのが必要になってくる模様。
確かにこれなら設計が言っていたことで間違いなさそうである。
でも安全性の理想を追い求めるなら、屈折階段にして直進部を短くした方がいいなぁ...
とかいう欲望が出てくるが、チャシロ宅の広さではかなり贅沢な階段になりそうで断念。
調べてみると階段もほんと奥が深い。
さっきのQ&Aだって階段の全てを表せてるわけじゃなくて、あくまで一部の形状例でしかないわけだし。
回り階段でも6段じゃなくて4段に段数を減らす方が危険性は減らせるとか、
4段にするにしても45°×4じゃなくて踊り場+3段とか60°+30°の組み合わせにするとかで危険性を下げるという考えもあるらしい。
さらに曲がり部を作るにしても
「曲がり部は下の階に近い方が危険性はより低い」
ということもあるとか。
そして階段の理想を追い求めると間取りの変更も一緒にせなあかんくなってきて、考え出すとどんどん深みにはまっていく...
まぁとりあえず自分としてはストレート階段の安全性については理解できたし、モノの持ち運びはしやすいというメリットもあるしで、階段はストレートのままの設計にして深みから抜け出すことにした。
そんなこんなで一件落着したかに見えたのだが、階段を調べてると絶対にぶち当たる「踏面」と「蹴上」という言葉についてももちろんチャシロは知ってしまった。
これにより結局は再び階段の深みにはまっていくことになる...
長くなったので続きは次回書きます。