家を建てる時には絶対付けたかったのが複層ガラスの窓。
今の賃貸がこの窓で
「結露全然せんやんけ!すげー!」
となってるので。
でも聞くと、積水ハウスは複層ガラスの窓が標準だったみたいで息巻いて聞いたのに損した気分。
まぁでもこれで断熱性良く結露も抑えられて一安心、と思ったら複層ガラス窓と一口に言っても色々あるみたいで...
主な部分と積水ハウス仕様をまとめてみた。
【サッシ部分】
・アルミ、アルミ樹脂複合、樹脂なんかがある。
・アルミ<アルミ樹脂複合<樹脂の順番で断熱性は上がる。
・積水ハウスはアルミ樹脂複合が標準。
アルミ樹脂複合サッシの構造(YKKAP HPより)
【Low-Eコーティング】
・ガラスに金属膜をコーティングして遮熱性や断熱性を高める。
・コーティングするガラスによってタイプが変わる。
遮熱タイプ:室外側に金属膜(YKKAP HPより)
・積水ハウスは室外側ガラスにコーティングしてるため遮熱タイプ。
・なのだが資料には「遮熱断熱タイプ」と書いている不思議。断熱と書いている意味がいまいちわからん...
【複層ガラスの間の雰囲気】
・乾燥空気、アルゴン、真空の他にクリプトンとかがあるそう。
中空層が充填・置換される(旭硝子HPより)
・積水ハウスはアルゴンが標準で、中空層の厚さは12mm。
【防犯性】
・積水ハウスは合わせガラスが標準装備。
・室内側が合わせガラスとなっている。
合わせガラスは特殊フィルムを挟み込んでいて、ガラスが破損しても飛散・脱落しにくくなり、破られにくい(旭硝子HPより)
長々と書いたが結局
「標準で機能としては十分やん!」
てな感想だったので、その仕様で全窓採用。
してたつもりだったんだが、変更契約前に見積りをよく見てみるとLDKの掃き出し窓だけ「真空断熱合わせペア」と記載されている。
どういうことか設計に聞くと
「最近積水ハウスでも中空層をアルゴン充填でなく真空にした複層ガラスを取り扱い始めました」
「真空複層ガラスの方が性能が上です」
とのこと。
「まじか!むしろ良いもんならなんでLDKだけやねん!」
と、一瞬思ったんだが、値段がかなり違ったんよね。
結構いい値段するの、この真空の窓。
ちゃんと確認してみると、真空にした場合掃き出し窓一つあたり+7.5万円ぐらい。
掃き出し窓×2で+15万円。
そんで良くなってる断熱性能はというと、真空窓だとアルゴンより熱貫流率で10%ぐらい数字が小さくなっていたかな。
(すいません具体的な数字はメモり忘れました)
その熱貫流率の改善に対して15万円払えるかというところで、費用対効果に見合う気がしなかったのでうちはやめました。
お金さえあればバンバン採用したい装備だとは思ったんやけど、仮に全窓に付けたとしたら+100万円超クラスになってくる...
まぁうちはそこまで寒冷地というわけでもないので、ここは「標準装備で十分」と割り切ったところになりました。