遊園地で働いていた頃俺は遊園地で働いていたことがある。意外に思われるかもしれないが、俺は子どもの頃から遊園地で働くことが夢だった。しかし、遊園地で働いていてひとつ気が付いたことがある。遊園地で働いていると全然遊園地で遊べないのだ。このことに気付いた時、俺のアイデンティティは崩壊した。俺はなぜここにいるのだ。俺は誰だ。涙が、涙が止まらなかった。俺はすぐに上司に辞表を提出した。晴れて自由の身となった俺は遊園地で思い思い遊んだ。その遊園地は今、更地になっている。