ジャパンカップを外した民裁作問者さまの怒りの矛先が20人以上の修習生に向けられた模様です! | 明日の風,昨日の空

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GPA1点台,論文4500番落ちのロースクール(笑)修了生が2013年司法試験に最終合格

1 訴訟物,個数,併合態様
2 主張整理
3 過失の評価根拠事実,意味付け
4 撤回問(2問,各4枚)
5 事実認定


20人以上が落とされたと噂される民事裁判。

今回は難問という声が多かったにもかかわらず,
例年以上の不合格者を出してきたところからすると,
裁判官さまの頭には下駄を履かせるという発想は皆無なようでございます。

もっとも,合格ラインを下げに下げた結果がこれかもしれませんが…。

まず,実質事実認定2問で,集合修習中の起案と比べて圧倒的に分量が多かったです。

来年受験される方は試験時間が延びたからといって油断してはなりません。

わたくし,撤回問は2問合わせて3ページほどしか書けず,
恥ずかしながら全く意味が分かりませんでした。

事実認定問は,「契約書の成立の真正を争わない」という記載を見落とし,
第2類型(二段の推定の二段目の問題)で書いてしまうという失敗をしてしまいました。

宅建模試の作問経験があるにすぎないわたくしごときが,
裁判官さまの問題に難癖をつけるのもなんでございますが,
今回の問題はきわめて悪い問題であったと言わざるを得ません。

はっきり申し上げて,
平日はオフト後楽園でナイター競馬を愉しんでから帰宅し,
休日は新橋の旧広報コーナー(現Gate J)でタブレット片手に競馬観戦をするのが日常となっているわたくしと,
つい2,3年前初めて馬券を買えるようになったばかりの予備合格者さまとでは,
前提知識にとんでもない差がございます。

そして,その前提知識の多寡が,
そのまま事実認定の説得力に直結したという意味で,
本当に残念な試験だったと言わざるを得ません。