ゴールデンフェザントの年から20年以上通っているジャパンカップの外国馬公開調教を観に,東京競馬場に行ってまいりました!
公開調教とは何ともいやらしい響きでございますが,
かつては競馬予想界の大御所であられる
柏木集保さまにタメ口で話しかけて激怒されたり,
ベンツで来場された競馬界の首領・吉田照哉さまに
ペンタイアの取捨を直撃したりと楽しい思い出のあるエベントでございます。
近年はスタンドも閉鎖され,
年々小規模化されているのが寂しいかぎりでございますが,
これも時代の流れでございましょう。
今年は,近所のバー勤務の女性と一緒に行ってまいりました。
先週もフランスの若き天才バルザローナさまの騎乗を駄目出しされるなど,
わたくし以上の競馬通でございます。
おそらく40歳前後でございますが,
最近の森高さまそっくりの美人でございます!
フレンドリーながらも折に触れて見せる翳のある表情から,
訳あってバーに御勤めされてるご様子ですが,
プライベートは詮索いたしません!
これが大人の余裕というものでございます。
なぜエベレストに登るのかと訊かれて,
そこに山があるからだと答えた登山家の方がいらっしゃいましたが,
わたくしたちも同じでございます。
そこに馬がいるから。
それで十分でございます。
二人の間に余計な言葉などいらないのでございます。
ジョシュアツリーの弟が先週京都で強い勝ち方をしていた。
血の勢いは侮れないなどとつまらない能書きを垂れるわたくしを無視して彼女が呟きました。
修習は,行けるうちに行っておいた方がいいわ。
大人の余裕などというのは一方的な思い上がりで,
遊ばれていたのはどうやらわたくしの方だったようでございます。